検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:45,090 hit

ページ19

「っわぁ、ジニヒョン、雪降ってるよ」



「本当だ、今日も寒いね」



「うん、夏は暑いのにね。どうしてソウルはこんなに寒いんだろ」



「うーん、ナムジュンに聞いてみたら?」



「あはは、うん、ヒョンなら知ってそう!」



ナムジュニヒョン!とかけていったジミナを見送ってはーっと息を吐いてみる。



直ぐに真白く凍ってさらさらと落ちていくのを見ながら、10年前の冬を思い出した。



まだ僕が何も始まっていない頃の冬。



なにひとつもっていなかった頃の冬。



まだ何も始まってなくて、まだ何も持ってはいなかったのに、変わらずに隣にいたのはAだった。



隣にいて、笑って、たまに冗談を言ったりして。



声に声が返ってくるって、当たり前かもしれないけど本当に大切なことだよね。



いつだって僕の話に笑って頷く君に、僕は背中を押してもらった。



苦しい時も、悔しい時も、Aの言葉を聞けば、声を聞けばそんなもの全部飛んでいってしまうみたいで。



変わらないその距離は僕にとってかけがえのないもの。



グループとして成長して、毎日毎日忙しく活動させてもらうのはとても嬉しいことだけど、少し遠くなった君に、たまに会いたくなる。



このまま遠く離れていってしまわないように。



僕は君を追いかけるし、君が遠のきそうだったらその腕をひいていくよ。

2→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
232人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , JIN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はるこむぎ(プロフ) - たぬきさん» ありがとうございます!そんなふうに言っていただけると書いてよかったと思えます…!追加のお話は今編集しているので、公開までお待ちください! (2019年6月27日 9時) (レス) id: 622422461c (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 書いてほしいです!!番外編?的な裏話!もう、涙腺が崩壊してやばいです!! (2019年6月25日 23時) (レス) id: 2104043d5d (このIDを非表示/違反報告)
はるこむぎ(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます!94lineも読んでいただいて…!本当に嬉しいです!ジンくんの歌、私もとても感動したので、この感動を上手く伝えられるよう頑張ります!これからも読んでいただけると嬉しいです! (2019年6月5日 19時) (レス) id: 622422461c (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - はじめまして!94lineのお話も楽しく読ませていただいています!私もジンくんの歌を聴いて感動したので、このお話がとても楽しみです!更新待ってます! (2019年6月5日 18時) (レス) id: 8d6066aa74 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるこむぎ | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2019年6月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。