僕の今。 ページ10
山田side
そんなことを思っていた。
こんなこともあったなって、それから侑李に最後までやられた。
だから高校で変わるって決めた。
遠くの高校に行った。
アイツらから、離れるため･･･
「失礼します」
ガラガラｯとドアが開いた。
そこには、小柄でクリクリの目。
「侑李ｯ、」
そこに立っていたのは、侑李だったんだ。
「涼介？」
あれからというもの会っていない。
いや、会いたくなかった。
合わせる顔がなかった。
なんで？
なんで？
侑李がいるの？
「あの時はゴメン･･･ｯ」
「、ぃや、別に･･･」
ぎこちなくなっちゃう。
僕の喋り方が･･･
「まだ、やってるの？ あれ」
「･･･ぅん、」
「そうなんだ、」
「僕、あんなことして悪かった。
涼介のこと傷つけて･･･
」
「うんん、僕は別に･･･」
侑李は、僕を抱きしめた。
、
、
、
「ずっとずっと、涼介が好きだった。｣
「え？」
侑李が、僕の事を？
「でも、侑李は僕の事を」
抱きしめている手を外し、侑李は僕と目が合うようにしながら、こう言った。
「涼介が僕の事を守ってくれた時すごく嬉しかった。
でもね、いじめられている涼介が何より可愛かった。
体育館倉庫で閉じ込められて、玩具で感じてる涼介も、可愛いかった。
やめてしまったら、可愛い涼介が居なくなっちゃうって思ったら、」
「･･･ｯ」
「それくらい涼介が好きだった･･･
でも、だんだん涼介から笑顔が無くなったの
いつも笑顔でいた涼介が、悲しそうで･･･
その時、僕はきずついたんだ。
僕は、笑顔の涼介が好きだって」
「侑李ｯ、」
「3年になって、クラスも離れて涼介の顔を見るのが少なくなって、すごく悲しかった。
そんなくらい、涼介の事が大切だったって事なんだって改めて分かった。
」
「そうだったんだ。」
「謝りたくて、涼介
だから涼介の行く高校を頑張って調べて
涼介の顔みてしっかりと謝りたかった。」
「･･･」
「ごめん、涼介」
「ｯ」
「ゴメンだけじゃだめだってこと。
それくらい僕でも分かってる。
でも、ちゃんと伝えたい。
好きだってことも、ごめんって言うことも･･･！」
「侑李ｯ！」
抱きしめた。
僕から、こんなことを侑李が思っていたなんて
知らなかった。
今でも僕は侑李が好きだ、
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ゆりあ - 大号泣だなんて･･･！まだまだ始めたばかりなのに、上手だなんてすごく嬉しいです！こんなにも暖かいコメント、本当にありがとうございました！ (2018年3月30日 8時) (
レス) id: 9292f24e4c (このIDを非表示/違反報告)
アンドーナツ - す！すいません、抜けてました笑笑 (2018年3月29日 23時) (レス) id: 169aa73b6d (このIDを非表示/違反報告)
アンドーナツ - 大号泣でした！すごく描き方上手ですね！大ファンです！作者のゆりあさんのペースで頑張って更新してくださいね！応援してま！ (2018年3月29日 23時) (レス) id: 169aa73b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ | 作成日時：2018年3月25日 23時
