４０．プレゼント ページ42
「ホラ委員長始めて」
「でっでは他の委員決めを執り行って参ります！」
百ちゃんの凛とした声とは反対にデクくんは緊張しまくりだった。
こちらまで緊張してくる。
「.....けどその前にいいですか！
委員長はやっぱり飯田くんが良いと......思います！」
食堂の事があってか、デクくんが提案をする。
それに賛成する声も多数。
「委員長の指名ならば仕方あるまい！！」
そして、委員長は飯田くんに変わった。
＊
「今日のヒーロー基礎学だが.......俺とオールマイト、そしてもう一人の３人で見ることになった」
「ハーイ！なにするんですか！？」
瀬呂くんが聞く。
「災害水難なんでもござれ、
......きた！！救助訓練！！！
USJ事件！死柄木弔！
普通なら私は敵連合に狙われる身のはずだよね！！
俺得展開始まっちゃったりするんだよね！！？
死柄木弔と相澤先生が私のために闘って、私は死柄木弔の腕の中でぐへへへしてるんだよね！！
と妄想は広がっていくが、現実は甘くない。
私の持っている"個性"は至って普通のものだ。
治癒は珍しいが、治せなければ意味が無い。
よって敵が狙うとは考えにくい。
それならば、強制的に興味をむかせるしかない。
そうだ.....！前々から死柄木弔にリップをプレゼントしたいと思っていたんだった！
ほら、だって彼、唇カサカサじゃん。
だが、死柄木がリップをつける姿を想像すると笑いがこみ上げてくる。
...........シュールすぎたわ。
しかも、よく考えてみればリップの新しいのなんて持っていない。私が今、使ってるやつしか。
「.....仕方ない。私の使ったリップでもあげるか」
「....何言ってんの」
あれ、声出てたの！！？
いつの間にか先生の話は終わっていたようで、
私の言葉を拾ったのは響香ちゃんだった。
「ホラ変なこと言ってないで行くよ」
「う、うん！！！」
深くは追求しないでおいてくれる響香ちゃん。
すき。
.......変な誤解生んでなければいいんだけど。
私はコスチュームに着替える為、教室を出た。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
