１８．できる ページ20
第１種目:５０m走
私の個性は植物を出す時間も早くしなければロスしてしまう。
でも、朔兄に鍛えられたからいける....！
スタートの合図とともに勢いよく太い茎を出し、滑り台のようにする。
「４秒２０」
初めてやってみたけど、この滑り台..........
めっちゃ楽しいわ。
また今度、家の庭に作って遊ぶか。
この後も上手く植物を利用して良い記録を出すことができた。
......最後のボール投げ以外だけれど。
ボール投げにどう個性を使えばいいのか分からなくて、結局普通に投げた
もっと考えなきゃだなぁ....。
＊
そして、いよいよデク君の番になった。
「緑谷くんはこのままだとマズいぞ.....？」
「ったりめーだ。無個性のザコだぞ！」
「無個性！？彼が入試時に何を成したか知らんのか！？」
「は？」
デク君が投げた球は何の変化もなく落ちていく。
「４６m」
「な....今確かに使おうって.......」
「"個性"を消した。つくづくあの入試は....合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学できてしまう」
「あのゴーグル....そうか....！抹消ヒーロー
イレイザー・ヘッド！！！！」
「"個性"は戻した.....ボール投げは２回だ。とっとと済ませな」
おぅ......相澤先生やっぱり容赦ないな
そんな所もかっこいいけど！！！
デク君負けるな...！がんばって！！
「彼が心配？僕はね....全っ然」
そう、私の肩に手を置きながら言ってきたのは青山くん。
無駄にキラキラしてる。
無駄に(２回目)
「....うん。私も心配してない。彼ならできるもん」
私がそう言うと、またキラキラを飛ばしてくる。
無駄に(３回目)
「見込みゼロ......」
「まだ.....まだだ！！！最大限で....最小限に....」
「７０５．３m」
指先にだけ力を集中させ、ケガを最小限に抑えた。
知ってたけど すごいねデク君は.....！
「先生....！まだ.....動けます」
「こいつ.....！」
「〜〜〜〜〜！！」
しんど！！！！！！！
そのニヤッてのはほんとにズルい
「またや！！Aちゃん！息して！！」
そうしたいのは山々なんだけど、
お茶子ちゃん、めっちゃ肩揺らすから息できないの。
「お"ちゃこちゃ......ん.....とま....って...じぬ"....」
「あ！！ごめん！！」
可愛いから許す
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
