１４．迷子 ページ16
無事、学校に着いたのはいいが、
１- Aの教室が分からない。
......完全に迷子だ。
広すぎない？？
迷子のせいで遅刻するのだけはごめんだ。
もう誰でもいいから道を聞かなければ。
そう思っている時、そこに偶然通りがかった女の子がいた。
「あの.....！！そこの......！？」
「？なにかしら？」
......梅雨ちゃんじゃん！！！！！！！！！
感激のあまりフリーズしている私を心配してか、私の顔を覗き込んでくる。
か、かわいい！！
「はっ！！
ごめんなさい。ちょっとフリーズしてた！！
って、そうじゃなくて、迷子になっちゃって道が分からないんです.....！！
ちなみに自分、１年A組であります！！」
「元気そうでよかったわ。私もA組なの。よかったら一緒に行かないかしら？」
「ぜひお供させてください！！あ、私花咲A！よろしくね」
「えぇ。私、蛙吹梅雨。梅雨ちゃんと呼んで」
もちろん呼ばせていただきますとも！！！！
梅雨ちゃんと他愛もない話をして、教室へと向かった。
＊
教室へ入り、辺りを見渡してみる。
まだあまり来ていないようだ。
「.....梅雨ちゃんと席、すごく離れてる....」
名前順的に、"あ"と"は"は遠い。
落ち込んでいると梅雨ちゃんが慰めてくれた。
優しい.....
大人しく席に着こうとしたが、私は自分の席の前の人を見て驚愕した。
「あ？何見てんだ」
かっちゃん..............。
という事は、確か後ろの席はデク君だったよね。
ど、どどどどうしよ
幼馴染との間に入る他人。
完全にお邪魔じゃん！！！！！！！
「おい！！」
「ふぁい！？」
突然呼ばれ、変な返事をしてしまった。
お恥ずかしい....。
「さっきから、見てんじゃねぇ」
「え？あぁ！！私、花咲A！君はえっと......」
「......爆豪勝己....ってそうじゃねぇ！！」
「爆豪くん...は他人行儀で嫌だから、勝己君？
あ、でも呼びにくいや。それなら.....よろしくね！
かっちゃん」
この時、この場にいた全員が思った。
《話が噛み合ってない！！！？》
と。
かっちゃんって呼んだら怒られたけど、かっちゃんはかっちゃんなんだもん。
「私の事は下の名前で呼んでね！！」
「......うるせぇ」
あ。照れた
気がする。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
