１２．合格発表 ページ14
＿＿１週間後
今日が合格発表の日だ。
朔兄は今日までずっと、受かっているか心配をしていた。
わたしが冗談で『へー。そんなに信用できないんだ？』と言えば、
『そんな事ねぇよ！！！！！』と全力で否定してきた時は『お、おう』としか返す事しかできなかった。
私はいつも通り兄に起こされ起きて、テレビを見ていた。
今は昼だ。
朔兄は今、どこにいるかというと、朝からずっと玄関待機である。
兄は『今日、ドキドキし過ぎて眠れなかった』と言ってきた。
『遠足を楽しみにする小学生か！！？』とツッコミを入れれば、頷かれた。
重症かもしれない。
＊
ﾊﾞﾝｯ
太陽の暖かい日差しで眠気が襲ってきた頃、突然に開かれたリビングの扉。
険しい顔でこちらを見てくる。
「......A」
「な、なに....？」
「....届いた」
「あ、うん」
私は知っている。
一人で見ようとすれば、兄は必ず悲しそうにする事を。
だから、結果は一緒に見ることにした。
封筒を開け、中から出てきたのは
オールマイトを投映している機械だ。
『私が投映された！！！』
「すげぇ！！オールマイトじゃん！」
「そうね。でも、ちょっと落ち着こうか」
興奮する朔兄は子供みたいで可愛らしい。
だが、映像相手にサイン下さい！！は無しだと思うんだよね。
『さっそく結果に行こうか。
筆記、実技共にとても良い成績だった！
因みに実技のポイントだが、敵
余裕の合格だ！来いよ！
合格という言葉を聞いた途端、自分の事のように喜んでくれた朔兄。
「"お兄ちゃん"のおかげだよ！ありがとう」
呼び方を変え、サービスをしてみたら案の定悶えていた。
あえて触れないでおくけど。
無事合格した事を親にも知らせたいが、実は私は親の姿を見ていない。
今どこで何をしているのかも知らない。
唯一知っているのは、日記に書いてあった事のみ。
両親はプロヒーローであるという事。
それ以外は本当に何も分からない。
兄に聞こうと思ったが、触れてはいけないような内容の気がしてなかなか聞くことができずにいた。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
