駄目な娘 ページ6
２時間後
ガチャ
リビングの扉が開き、この家の主人が帰って来た。
主人はソファに向かって歩くと、そこで寝ていた娘を見下ろした。
「はあ……
全くこの娘は……」
すぴー
ソファで寝息を立てるA。
彼女は絶賛入眠中である。
大の字で眠り、ニットの裾は捲れていて下着が見えお腹も出ていた。
口は大きく開けてよだれが垂れ、投げ出された手の下、床にはお菓子の袋が散乱し、辺りに散らばっている菓子のカスが見える。
テーブルには、空のペットボトル。
そして周りの床には、ゲームのコントローラとゲームディスクが散乱し、その近くには雑誌と漫画が山積みにされている。
悲惨な惨状を目の当たりにした家主は、ため息を吐く。
「はぁ……
起きなさい、A。」
「ムニャムニャ……翼キュン……」
夢でも見ているのだろうか。
「翼？
A、起きなさい。」
「んーパパ……？」
目を半開きにして、視界に入った父親を見て、また目を閉じる。
「あっち行って……うるさいっ……」
ピクッ
家主の眉がピクリと動く。
そして
「いい加減にしなさい！」
ピカッ
ゴロロロロロ！！
雷が落ちました。
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壱(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか？ (2018年6月1日 21時) (
レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです！ 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか？ (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2018年2月18日 8時
