番外編3 ページ45
「はあ……仕方ない。
明日から良い子にしなさい。」
「ホント!!」
何だかんだ言って、了承してくれるパパは、神様だよ。
「ありがと、パパ!」
よし、この際だ
他にも色々おねだりしとこう☆
「ねぇ、パパ。
A、良い子にするから、今度外にご飯食べに行きたい!」
「外食は別に構わないが。
何が食べたいんだい?」
「えっとね、駅前のファミレスの……
お子様ランチ!!」
「お子様ランチは、小学6年生までだったはずなんだが。
君じゃ食べられないだろう。」
「ムッ……食べれるもん!
A、お子様ランチ食べたいの!!」
今お子様ランチでは、動物達とのコラボ企画で、ポーチやぬいぐるみや、ハンカチなど、色々なグッズが貰えるのだ。
さらにそのグッズと一緒に、必ずカードが一枚付いていて、カードにあるシリアルコードをゲーム内て打つと、特別な家具や、動物達が遊びに来てくれるのだ。
Aは、グッズよりも、カードがメインだけどね。
「ねぇ、パパ……行きたい!」
再び小さな駄目娘モードで、おねだり再開。
「パパ……Aと一緒に行ってくれないの?
Aのこと……パパは嫌いなの?」
最近覚えた涙目作戦発動。
「はあ……
分かったから。」
今日何度目になるか分からない、溜息を吐いたパパは了承してくれた。
やっぱりパパサイコー!!
してやったり。
後日。
ファミレスにて
小さな駄目娘モードでパパと手を繋いでいればあら不思議。
「あら、可愛いわね♡
何歳?」
「うーんと、4さい!」
「まあ!
かわいいわね。
その着てるマントみたいなのはなあに?」
「ハムスターなの!」
ただ今絶賛、ウェイトレスのお姉さんに、話し掛けられています。
ふっ、Aは今完璧な4歳児を演じている。
そんな私をパパは何も言わず、呆れていた。
「パパとご飯食べに来たの?」
「そーだよ。
パパとね、お子さまランチたべるの!!」
「あら、良かったね。」
その後、無事にお子様ランチを食べて、グッズとカードをゲット。
ふっふっふ
Aにかかればこんなの、朝飯前だね。
「ね、パパ
うまくいったでしょ!」
「よく、誤魔化せたものだ。」
「パパだって、Aのことを言わなかったから、同罪だよ。」
そう言えば、パパは苦笑いを浮かべた。
「まあ、偶にはいいだろうね。」
(終わり)
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壱(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱 | 作成日時:2018年2月18日 8時