女王様の側に咲く花は

Gazania 23 + Columbine 4 ページ49

向日葵とオダマキさんを陥れる為の作戦を考えながら、今頃オダマキさんはすぅっごく慌ててるんだろうなぁ…と思う


だって、高校だけじゃなく近所の人たちにまでオダマキさんの過去が知れ渡っているのだから


ほーんと、このことに関しては媛奈に感謝しないと


媛奈の学校の友達がオダマキさんのご近所さんだったからこう上手く事が運んでるんだから



｢…ねぇ、向日葵｣


｢ん…どうした？｣


｢オダマキさんは、ご近所さんにまで広まってるとは思ってなかったと思うんだけど…広まってるって知ったら、どんな反応してくれてると思う？｣


｢…まずは…真っ先に妃凪を怪しんで、明日にでも妃凪に詰め寄ってくるんじゃないか？｣


｢そうよね。…私はそれを利用してやろうと思うんだけど、どうかな？｣



私の言葉に、向日葵は愉しそうな笑みを浮かべた




・



結衣凪side



家に帰っている時、近所の人たちから冷めた目で見られた上に


私の方を見ながらヒソヒソと話をされた


なんで？どうして私は近所の人たちから冷めた目で見られないといけないの？


私は何もしてないじゃない



｢…まさか…あの女が既に手を回したっていうの…！？｣

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