休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

○ ページ34

伊作「これは…」

文次郎「んだよ、こんなのでいいのかよ」

小平太「直ぐに終わりそうだな！舐められてるのか？」



和菓子を買って帰るなら一年生でも出来るいや、一般人にでもできるお使いだろうに。



長次「…まて、下に何か書いてある」



長次が指さすと確かに小さな文字で何かが書かれていた。

”欲しい菓子は恋人限定のものなのでお互い男装女装をして買いやがれ”




『…なんか雑ね』

仙蔵「学園長先生…」




仙ちゃんがはぁ、と頭をかかえてため息を着く。

無理もないよね〜自分で買いに行けやって感じ。しかも和菓子。




伊作「お互い男装女装するということはAちゃん(男)が一人…」

留三郎「あとは誰が彼女役をするかだよな」





その途端、六年生の目がキラリと光った。

…気がする。





仙蔵「ここはやはり完璧な私が行くべきだろう」

文次郎「はぁ？何故に」

仙蔵「言わなくてもお前は分かっているだろう！」




伊作、長次が真顔に頷いてるけど…

え、文次郎の女装ってそんなに脅威レベルなの？

確かに文次郎は男らしいから想像は出来ないけど…




小平太「じゃあ私だな！」

長次「小平太お前もダメだ」

小平太「え？ダメなの？」

長次「ダメだ」




うん、小平太の女装も想像できないや。

かといって長次の女装も想像できないけど……。




伊作「じゃ、じゃあ僕が！」

留三郎「伊作は不運だからダメだ！」

伊作「酷くない！？」




申し訳ないけど伊作と組んだら確かに死にそう。(失礼)

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