時透無一郎の親戚は恋柱の継子です 弐 【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　伍拾玖 ページ10

甘露寺さんときゃっきゃうふふしてたら煉獄さんが言った。




「よもやよもやだな囲炉裏！甘露寺！甘露寺はともかく、囲炉裏が上弦の壱と戦ってよく生きられたな！」

「……まぁ、そうなんでしょうか……？」

「うむ！この歳で上弦の壱と戦い、命が在るのだ！さぞ鬼殺隊に入ったら活躍するだろう！」



と言う煉獄さん。

嬉しいのかよく分からないんだけど。




「そうなんですかね？甘露寺さん」



甘露寺さんに助けを求めた。

甘露寺さん甘露寺さん。

このうるさい人どうにかして。



「当たり前よ！囲炉裏ちゃん！十歳で上弦の壱と闘って生き残れるなんてね！私の自慢の妹弟子だよ！ん？妹弟子でいいんだっけ？」



ハイ甘露寺さんのお褒めのお言葉いただきましたァ！

この言葉に宇髄さんが顔を青くした。





「……………む？」

「ハァ！？え、おまっ、十歳！？」




二人は動揺している！





「まぁ十歳ですが」

「………………嘘だろ」

「え。違いますが…」

「嘘だろ！その身体と顔と雰囲気！ぜってぇ二十歳くらいだと思ってた！」

「なんすかそれ」

「ともかく俺は認めねぇからな！」

「あなたが認めようが認めまいがこの傷が治るわけではありませんし、私に身体が治るわけではありませんので」

「なんっっっかムカつくなぁ」

「そりゃどうも」



　

といい窓の外を見た。

窓にはこの様子を微笑むように、藤の木の芽が小さくあった。

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