時透無一郎の親戚は恋柱の継子です 弐 【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　漆拾漆 ページ27

蝶屋敷で話した翌日。


私のもとに隊服が届いた。

のだが、見てみようと隊服を見ると………。

甘露寺さんの様な隊服ではありませんか。




取りあえず油に浸けてマッチをつけて燃やしました。




よく燃えました。




いい眺めでした。





そして新しい隊服貰いました。




明日任務に行きます。









　

その日の夜。



甘露寺さんはもう任務へ。



そりゃそうだ。



毎日毎日私と一緒に居るわけじゃない。



甘露寺さんは柱だし。



でも、なんだか寂しいなぁ。



鴉は多分お館様のところだろうし、ん〜。



素振りでもするか。



竹刀の居場所を探そうと立ったとき、一昨日貰った日輪刀を思い出した。



日輪刀を手に取り、抜刀した。


淡い藤色の刀身。

丁寧に造られた紺色の柄。

七宝柄の椿色の唾。

全て私の為に造られた刀。



この刀で鬼を滅亡する。



私、甘露寺さんに今までされてきたご恩返しの為に。



鴉から聞いた。



階級が上がれば上がるほど、支給されるお金が多くなる。



今まで甘露寺さんは私にどれほどのお金を使ってくれていたのか。



今まで甘露寺さんは私にどれほどの愛情を注いでくれたのか。




これほどまでにない感謝を、ご恩を。




私は絶対に忘れないだろう。

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