時の流れ 伍拾弐 ページ3
胡蝶しのぶside
今日は非番なので薬の調合をしてたら突然、
「カァカァ!」
私の鴉が鳴いていた。
うるさいほどに。
薬の調合をしている手を休めて鴉に向いた。
「どうされました?」
と、鴉に問う。
「ホウコク!ホウコク!恋柱 甘露寺蜜璃ト、恋柱ノツグコ、時季囲炉裏ガ上弦ノ壱ト接触!恋柱ハケイショウ!、恋柱ノツグコハジュウショウ!」
甘露寺さんと囲炉裏さんが上弦の壱と接触?
「それで…」
「胡蝶シノブサマノオヤシキニテ治療…ト、オ館様ガァ!」
鴉の報告を聞いたとたん、アオイとなほが、私の部屋に入り、アオイが私に告げた。
「しのぶ様!甘露寺さんとその継子さんを運んで下さった隠がお見えです!甘露寺さんは私達で手当て出来る程度ですが、継子さんはかなりの重傷です!」
「分かりました。甘露寺さんは、あなた達で手当てをお願いします。囲炉裏さんは私となほの方で」
「早速準備にかかります!」
「ありがとうなほ」
早速準備にかかった。
・
「お館様の御命令で、恋柱様とその継子の方を運んできました!」
三人の隠しの方が来られた。
二人は甘露寺さんと囲炉裏さんをおぶって。
もう一人は甘露寺さんと囲炉裏さんの刀を持って。
「あ、しのぶちゃん!」
「甘露寺さん、ご無事のようですね。話しは聞いています。甘露寺さんはカナヲに、囲炉裏さんは私の方まで」
「は、はい!」
「カナヲ、アオイ達の所まで案内を」
「はい」
「よ、宜しくね?」
隠の方を館へ入れ、廊下を歩いている。
何時もより早く歩く。
囲炉裏さんが心配で。
チラ、とみると、ぐったりして顔色があまりよろしくない様子。
治療部屋につき、隠の方は、囲炉裏さんを布団に置いてこの部屋を早々に去った。
「さて、応急処置をします。なほ、囲炉裏さんの着物を…」
「は、はい!」
なほはせっせと囲炉裏さんの着物を脱がした。
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ぬき - 続きみたすぎる (2021年12月28日 10時) (レス) @page38 id: e09826d341 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きです。あーすごくいいところで!続きが気になります!応援しています、頑張ってください!!!!!!!! (2020年7月19日 3時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
時桜ミク - すごい面白かったです。続き楽しみにしてます。これからも頑張ってください。 (2020年1月29日 22時) (レス) id: 70727446e8 (このIDを非表示/違反報告)
涙-るい-(プロフ) - さろぺさん» 有難うございます!了解です!待ちますね! (2020年1月27日 4時) (レス) id: 5fa6124f9a (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 涙-るい-さん» お願いします!でも夢主ちゃんの見た目を少し変えようと思いまして。それまで待っていただけますか? (2020年1月25日 11時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
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