時透無一郎の親戚は恋柱の継子です 弐 【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　陸拾参 ページ14

鬼の群れに突入した矢先、見てしまったのは、数え切れない程ある腐った屍。




なんだこの異様な様は。


この異様な気配は。









「時の呼吸 神有月 壱 神の囁き」








時の呼吸 神有月 壱 神の囁き



この呼吸は、神々しい神様が、何かを囁くようなのを想像して創られた技だ。



この呼吸で鬼を一掃する。


　




「え！？囲炉裏ちゃん！？」






残りは三体。







「まっ、まってくれ！殺さないでくれ！」






と命乞いする鬼達に、





「あなた達鬼に慈悲なんてくだらない感情は要らない」





と冷たく言い放った私。






そして私は易々と鬼の頸を斬った。





のだが、手応えがない。









「引っかかったな！それは俺の分身だ！」









なる程、手応えがないのは分身か。



………鬼が人を喰う意味は大まかに知ってるが、ちょっとの好奇心で聴いてみる。






「悪鬼よ。何故人を喰う」

　



「何故って、人の裏と言うものが好きな俺にとって、奴らは大切な者を死体にして、失った顔が見たいからさ」







少しの怒りを覚えた。





と同時に、鬼を斬ろうと構えると、後ろから、








「恋の呼吸 壱ノ型 初恋のわななき！」








と甘露寺さんが鬼の頸を斬ってくれた。



とくに何を話したいのかはやくわからなかったが、ぺぇじすう稼ぎだそうだ。

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