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私が好きになった人 gr ページ26





私が好きになったのは生徒会長だった。
演説を聞いているうちに惚れたのだ。
私達は3年生、もう少し早く出会いたかった。

「Aちゃんおるー?」
『なにー?』

彼は私の友達、オスマン君と仲がいいみたい。
…そりゃあそうか、同じ生徒会だもんね。
オスマン君は性格がちょっとアレだけど、賢いのは皆知ってる。

「コネシマが数学の教科書忘れたんやって。貸したってくれへん?」
『コネちゃんが?なんで本人がこないの?』
「次の授業が体育なんやと」
『ふーん……ま、いいけど』

確か、コネちゃんとグルッペン君は同じクラスだよね。
運が良ければ姿ぐらい見れるかな………。
なんて考えながら、私は教科書をオスマン君に渡した。

「ありがとー!」
『いえいえ。コネちゃんには5時間目までに返してって言っといて』
「了解めう!」

でも、自分から取りに行った方がいいかな。
コネちゃん、よく忘れるから……。

「Aってオスマン君と仲良かってんね」
『うん、一年から』
「いいなぁ、羨ましい!!」
『そ、そうかな…』

友達に羨ましがられるけど、本が好きなのが共通してるだけ。
不思議なのは、オスマン君とクラスが離れても仲良くしてくれること。
オスマン君は人気者だから私と関わらなくていいのに………なんていつも考える。

ーーー

今は昼休み、コネちゃんはやっぱり来てくれなかった。
昼休み中は本を読みたかったけど、教科書が無いとまともに次の授業が受けれない。
一緒に昼食を食べてた友達と別れ、私はコネちゃんのクラスにやって来た。
でも、とても賑やかでコネちゃんに声をかけずらかった。
どうしようか悩んでた時、後ろから声をかけられた。

「どうした」
『……え、あの』

振り返ると、グルッペン君が私を見て不思議そうに立っていた。
目の前に好きな人がいる、それだけでも死にそうだ。

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こんにゃく - お疲れ様でした。とてもなめらかで綺麗な文章を書かれていて、読んでいてとても幸せでした。本当にありがとうございました。 (2019年5月17日 20時) (レス) id: 0fb3eb8127 (このIDを非表示/違反報告)
羅(ろう)(プロフ) - はるさん» 小説を読んでくださりありがとうございました。好きと言ってもらえてとても嬉しいです。これからも無理をしない程度に頑張ろうと思っています。今まで本当にありがとうございました。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 14801f692c (このIDを非表示/違反報告)
羅(ろう)(プロフ) - キヅキさん» 小説をいくつか読んでくださりありがとうございました。他の場所で巡り会える確率は低いと思いますが、キヅキ様のような優しい方に読んでもらえるように頑張ります。今まで本当にありがとうございました。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 14801f692c (このIDを非表示/違反報告)
羅(ろう)(プロフ) - 葉月さん» 最後まで見てくださり、ありがとうございました。リクエストをくださった時は本当に嬉しかったです。Twitterのフォロー申請は鍵垢なら全て通しているので、お気軽に申請してくださっても構いません。本当に、今までありがとうございました。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 14801f692c (このIDを非表示/違反報告)
はる - お疲れさまでした。小説、面白かったです!大好きです!これからも、頑張ってください。いつまでも、応援しています。本当にお疲れさまでした。 (2019年5月8日 3時) (レス) id: d3b8419922 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羅(ろう) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月5日 18時

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