225.無理には聞かない。勇人side ページ37
. .
勇人side
A「どうでした〜？侍ジャパンは。」
「あー。バッティングの話も、色々聞けたし、
怪物みたいな奴らばっかとプレーできて良い経験
になったわ、」
A「そうですか！」
車に乗るなり、俺の話ばっかり。
ちょっとくらいはAの話も聞きたい。
「お前はどーやったん？スイッチヒッターやって
るんやろーー？」
A「はい、まだまだ練習しないと使えませんけ
どねー(笑)」
「そっか。ところで、前のやつは…なんやった
ん？」
A「前のやつ？」
「ほら！侍行く前にさ、俺が帰ってきたら言うって
言ったやんっ！」
A「あー…」
俺がその話しだしたからか、
Aの表情はだんだん暗くなってしまって。
「ごめん、今は言いたくない？」
A「…あっ、違います。家ついてからでも
いいですか？」
「ん？それは全然ええよー」
そっからの帰り道は、
シーンと静まらんように、無理して話振ったけど、
全然楽しそうにしてくれへんくて。
どうしたんやろ。
やっぱり今はまだ聞かんほうがよかったんかな？
.
.
A「久しぶりに来ました」
「ん？俺の家？」
A「はい、やっぱり広いですねー(笑)」
「それいっつもいってるやん(笑)」
何かずっと無理して笑ってるから心配になってきて。
もうそこまでして聞く必要ないかなって思った。
「風呂はドームで入ってきたんやんな？」
A「はいっ」
「俺も入ってきたから、もう寝るだけやなー」
A「あの、話……」
「あー。いいよ別に。寝よ。」
俺ホンマに女心ってやつをわかってへんから、
あかんなー…。
こーゆーのは無理に聞くことちゃうもんな！
我ながら大人になったわ〜。
A「…なら、寝ます」
「ん。一緒でええ？」
A「はい、」
あーあ。
何であんな話出したんやろ。
めっちゃ後悔するわー…。
俺が何も言わんかったら、
楽しくこの時間を過ごせたのにな…
「ごめんな、ホンマに」
A「私も、帰ってきて早々こんな態度で申し訳
ないです。」
「うんん。それより、Aのお父さんにはよ挨拶し
に行かなあかんなーーっ！」
A「え？挨拶？」
「前、話しにいくってゆったやろー？？」
A「ああっ、そういえば。」
「連絡しといてな、」
A「はいっ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃあ - �Δ�見られません…。続きが気になります。 (2019年12月9日 23時) (
レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
仁乃(プロフ) - なつきさんの作品に惚れ込んでいます笑 続きを読みたいのですが、�Δ郎鐔�されたんですか？？？それともほかのところに保存してあるんですか？？？ (2019年2月6日 14時) (レス) id: 7e3dde90ac (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - いつも楽しくこの作品を見ております。突然ですがこの作品の�Δ呂匹海砲△蠅泙垢�？ (2018年4月7日 5時) (レス) id: e527375542 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：な つ き | 作成日時：2017年11月23日 19時
