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それから一ヶ月が経った。

私は事務所近くに部屋を借り、毎朝通勤している。

今は来月アイナナが出演する音楽番組のステージの演出案をテレビ局に提出してきた。

なんとか交渉成立して、帰りの足取りは軽い。

現在午後三時半。

学生たちが下校している。

すると見慣れた男子高校生が二人いた。

『一織〜!環〜!』

環「あっ!さっくん!」

私は二人に駆け寄る。

『今帰り?』

一「はい。桜木さんはテレビ局の帰りですか?」

『うん!来月の音楽番組のね。なんとかいけたよ〜』

環「さっくん、聞いて!俺、今日の小テストで満点取った!」

ん?

満点?まんてん?マンテン?

『え!?どしたの!?すごいよ!』

環は子供のような笑顔で笑う。

環「いおりんが教えてくれたんだ〜
ありがとう、いおりん!」

一「べ、別に…そのぐらい…」

一織は照れていた。

『じゃあ、今からこのコンビニで二人にご褒美としてお菓子何でも一つ買ってあげます!』

私はとても嬉しくて何かご褒美をあげたくなった。

環「マジで!?俺王様プリン!」

『いいよ!とりあえず、中入ろ?』

コンビニに入るとすぐさま環は王様プリンの方へとまっしぐら。

一織は私の隣に居るまま。

『一織は要らないの?』

しかし、一織はある一点を見つめたまま動かない。
私も一織の視線の先を見た。

そこには…

(ろっぷちゃんの限定シュークリーム?)

一織ろっぷちゃん好きなんだ…

何か意外!

一(何故ここにろっぷちゃんの限定シュークリームが!?欲しい、ものすごく欲しい!)

『一織?』

一「!?な、何ですか?」

『一織は何も要らないの?』

一「私は構いません。ですが、桜木さん。あなたが選んでください」

『分かった!』



このコンビニで私が買ったもの。

・王様プリン

・ろっぷちゃんの限定シュークリーム

一(ろっぷちゃん、かわいい上に美味しい…)

一織が心の中で感動していたことは私は知らない。

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設定タグ:アイナナ , 四葉環   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:一葉桜雲 | 作成日時:2019年4月2日 22時

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