空は果てしなく水色

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夢主side

社「本当かい？」


『はい。私、パリに行きます』

私はパリで勉強をしたい。

もっと演出を学ぶために。


社「それは、環くんのためにかい？」


私は一瞬言葉が詰まった。


『いえ、自分のためにです』


社「留学費は？」


『貯金を崩せば何とか…

それに、パリには父の知り合いも居るので』


社「桜木は？」


『何とか納得してくれました』


社「分かった。

思う存分学んで来なさい！」


『ありがとうございます！』


私は深々と頭を下げた。



この事はすぐに広まり、ついに出発の日が来てしまった。

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