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Aside
高校三年の春。
もう進路の話になっていた。
私はゼロアリーナの近くの公園へと来ていた。
私は演出家になりたい。
だけど、親は許してくれるか分からない…
ほぼ許してくれないはず…
桜木家は代々音楽一家。
明治時代には天皇の前でピアノを弾いたぐらいだったらしい。
私の父もピアニスト、祖父も…
当然私も自然とピアノを習わされる訳で、小さい頃から桜木響の娘として期待されてきた。
コンクールで金賞をとったときのお父さんの顔が嬉しくて頑張っていたけど、それも中学生の時に終わった。
私はジャックス・フィーバーのライブに行ってからは演出の方へと興味が湧いた。
きっと家族、学校の先生たちも私は音楽大学に行くものと思っているはず…
どうやって説得すべきか…
そんなとき…
?「そんな顔をしてどうしたんだい?」
あの人と出会った
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作者名:一葉桜雲 | 作成日時:2019年4月2日 22時