ヒロインかと思えば、親友ポジでした【d!】

三十七話 ページ40

こうなったからにはヒロイン、ハッピーエンド迎えないとキレるぞ。ガチで。

親友ポジとして役目を果たしたあと、もう用済みなので帰らせてもらった。


『体育祭、もうすぐだね』

「うん！楽しみ！」

数日後。恐らく、先輩の好感度は上がっている。

連日体育祭の練習で体操服が当たり前になっている。

熱中症も心配されている。

イベントの中にヒロインが軽い熱中症にかかることがあるんだけど、危ないからやめたほうがいい。
ということで、定期的に水分補給を推奨している。

さて、体育祭イベントでは王道の借り物競走というものがあるのだが、うちのクラスはシャオロンが出ている。
他クラスだったらロボロとか、先輩だったらグルッペン先輩とか出てたかな。

実質体育祭の一番好感度イベント起こるの借り物競走だしな。
ヒロインは出ていない。
もしヒロインが出てたら「好きな人」のお題当たること間違いなしだし、選ばれなかった攻略対象好感度下がるし。逆ハー狙いの人はあんまり出ない。

一気に5とか増えるからね。好きな人に選んだら。でも他も5下がるからね。

私は興味とできる自信がなかったので補欠にも入らなかった。

障害物競走の攻略はもう頭に入れているので、問題はない。

大玉転がしはというと休まないだろって思ってルールぐらいしか知らない。

みんな勝とうって張り切っている。
うちのクラスのコネシマ先輩ファンの子(ヒロインとちょっと仲が悪い)は、褒められたいって意気込んでいる。

体育祭が終わった2ヶ月後には文化祭がある。11月。その間にテストあるけど。

まぁお化け屋敷か巨大迷路か、ボウリングとかかな。

メイド喫茶は2、3年でするし。

三十八話→←三十六話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す