三十三話 ページ36
夜ヒロインにメールを送ってみたが、返事が来ない。
何かあったに違いない。が、メールぐらいしか現状わからない。
気に掛かりすぎて寝不足の月曜日。
寝過ごして慌てて学校へ来ると、既にヒロインは来ていた。
すぐに近くのシャオロンとゾムの好感度を確認。
「32」と「12」。1上がり？
先輩達の確認むずいな、どうしよ。もちろん、他クラスの2人もどうしよう。
話しかけたかったが、予鈴が鳴りそうだったので席に座る。
休み時間、クラスメイトの女子たちに、話を聞いてみた。
『土曜の試合ってどんな感じだった？』
「コネシマ先輩の？めっちゃカッコよかったよ！」
「結果はもちろん勝ち！凄い差だったよね」
『えみりちゃんってさ、来てた？』
「ああ、来てたよ。前の方に座ってた」
「その他にも生徒会の人たちがたくさん来てたよね」
「始まって数十分後ぐらいにトントン先輩達が来たもんね」
『やっぱり行ったんだ…』
「ここだけの話だけど、試合後コネシマ先輩がわざわざ来てさ。えみりちゃん、差し入れ渡してたよ」
「その試合、コネシマ先輩のファンがいっぱい来てたんだけど、怒ってたよね」
『自分達のは受け取らないのに？』
「うん。それに、たまたまウツくんの彼女も来てて…」
「私たちの友達なんだけど。前の日にちょうど試合に誘ってたみたいなの」
『デート？』
「そう、でも断られちゃって。なのにその日来てたから、ちょっと、いやだいぶ怒ってた」
「もともと、ウツくんの浮気癖がちょっと嫌だったらしいし。
まあ浮気癖があってもウツくんが好きだって言ってたけどね」
ヒロインも見たなら、私よりヒロインの方が好きなのって思うよな。
「別れた方がいいって私は思うんだけど、Aちゃんはどう思う？」
思い出してみれば、試合後の登校日、昼食の時間でウツが女と別れたって話をするんだっけ。
上手く受け答えすれば好印象の。
『そりゃ、別れた方がいいんじゃない？』
ここ、私が別れない方がいいって言ったらシナリオぶっ壊れるよね？
「だよね！じゃあちょっと、今言ってこようかな」
「1-Bだったよね」
バタバタとクラスを出て行った。
確かこの時の選択肢、一番は「一途にならないの？」だったっけ。
ウツは、そんなことする暇ないくらい惚れた女がいれば別とか答える。
ちなみに、この言葉は嘘っぽく聞こえるけど、実は素から出た言葉なんだよね。
だから、ヒロインに惚れたらガチでそうなる。一途になる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな - 更新！ありがとうございますまぁぁぁす！！ (5時間前) (
レス) @page48 id: cffe520b59 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 華斗さん» ありがとうございます！話が浮かんだ時に書くので更新はまちまちですが頑張ります！ (4月24日 18時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
華斗(プロフ) - 好きすぎて毎日拝見しています！応援してます！！ (4月23日 12時) (レス) id: bd626aa164 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 石さん» ありがとうございます！夢主ちゃんもヒロインちゃんも喜んでると思います💪 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
無名 - ーーーさん» ありがとうございます！？そう言ってもらえて嬉しいです🙏 (3月20日 9時) (レス) id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無名 | 作成日時：2024年3月17日 18時
