ヒロインかと思えば、親友ポジでした【d!】

三話 ページ4

『ねぇ、ウツくんと何かあったの？』

「え、あ、あの青い髪の人？ナンパしてきたから、ビンタしただけだよ」

『え！？あ、あの人、生徒会の人だよ…！』

「そうなの？でも、関係ないでしょ』

『す、すごいね』

「そう？ところで、早く昼ご飯食べに行こうよ」

『う、うん』



食堂


キャーッと、入り口で叫び声。

流石にあの人混みに入って歓声は、ちょっと。

「…？何かあったのかな？」

『さぁ…あ、ごめんちょっとトイレ』

なんとなく集団がこっちへ向かってる気がしたので、私は退散。

トイレとか言っておきながら昼食のパンを歩きながら食べた後、トイレで時間を潰した後、入り口から様子見。

ヒロインの横にはグルッペン先輩がいて、周りに生徒会の面々が勢揃いしていた。

ヒロインはあからさまに嫌な顔をしていて、それを見てグルッペン先輩が笑っているようだ。

他に、普通に嫌そうなのがコネシマ先輩、それにゾム。ああ、まあ最初だから。

好感度も、コネシマ先輩とゾム以外は上がってる。

こんなすぐ上がるもんなの？この乙女ゲーム、めっちゃ簡単じゃん……

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