【もう】私、妹の方です【帰っていいですか】《刀剣乱舞》

21話の方です ページ25

『取り敢えず、堀川国広の部屋に案内してもらっても？』


倒れている細い体を抱き寄せた。


清光「ん。こっち



…ここだよ」


『…血だらけじゃないですか…障子』


すぐ反対側にあった部屋は信じられない程に真っ赤だった


『あれ？でも、こんな部屋があるなんて知りませんでしたね…私のミスでしょうか』


清光「この部屋は元の主が操作してて、一昨日辺りまでは見えなかったんだ。

でももうこの本丸はあんたの霊気に包まれてるから、操作が解けたってわけ」


『なるほど…この部屋には他に誰かいるんですか？』


清光「いたよ。……もう、いないけど」


『…あ、すみません。失礼なことを聞いてしまい』



清光「あ、兼定じゃないよ。兼定は打刀部屋


…ここは短刀と脇差の部屋なんだ」


『短刀と脇差の…なぜここだけ元主に管理されていたのですか？』


清光「……ストレス発散だよ。

出陣させてもらえない短刀と脇差はここに入れられてたってわけ」


『…堀川国広も、その一人だったんですね』


清光「うん。
でも堀川は元主のお気に入りでもあったから他の奴らより怪我は少ないし外にも出してもらえてたかな」


『これよりもっと酷い方が沢山いるんでね』


思い返せば、薬研達も最初はボロボロだったな


清光「取り敢えず今はここしか空いてないけど…どうする？」


『ダメです。衛生的に危ないです。

ここもすぐに綺麗にしますので私の部屋に一時退避でお願いします』


清光「ん」


『さて…やりましょうか』


大掃除第二回戦、始めます。

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