~束縛~ A.Shirahama

束縛 13 ページ13

Youside


龍「よっしゃ、隠れるで」

そう言って私を抱いたままクローゼットに入った
なんとか、二人入れるスペースがあって
龍友くんの暖かさに安心した。

しばらくして

玲「亜嵐くん？な、なに？」

亜「お前だろ、A連れ去ったの
どこに隠したわけ？早くだせよっ！」

亜嵐だっ...

そう思って怖がっていたら

ｶﾞﾀｯ

『あっ、ごめんなさいっ』

龍「安心せぇ、大丈夫や俺らが守ったる」

そう言われて、龍友くんの服を思いっきり掴んだ

玲於今寝室、早くして!

龍友くんに預けられた
龍友くんのスマホに玲於からラインが来た

それを龍友くんに見せると
"行くで"そう言って静かにクローゼットを出て
コソッと玄関から出た

1階に降りるとタクシーが用意してあって
それに乗って、涼太くんの家に行った


安心からか、疲れからか
タクシーに乗った途端意識を手放した






...





起きたのは、涼太くんの家

龍「おぉ、起きたんか、お疲れさん
なんとか、収まったで」

そう言って龍友くんが微笑んだ

『みんなが怪我しちゃったらどうしよ』

龍「大丈夫、そんな事あらへんよ
亜嵐君は人前に出る身やし、俺らもそうや
やから、顔とかに傷つけるようなアホとちゃう」


何でだろう

あんなに酷いことされたのに


監 禁なんてされてたのに


拘 束されてたのに


お仕置きされてたのに






.









.









.









あなたに会いたいと思ってしまう
あなたをまだ愛している私がいる




亜嵐...

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