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ショートがおわり、今日はフリー
今日のミシェルは何だか焦っているように見えた。
A「ミシェル。深呼吸して」
ミシェル「ふー。」
A「大丈夫?無理しなくていいから。怪我だけには気をつけなさい」
ミシェルは頷き、リンクに出ていった。
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ミシェルはとんでもないほどのプレッシャーを抱えている。
ロシアはもちろん、日本や他の国の人もミシェルを応援しているのだ。
もしかしたら、ミシェルは1位を取り続けるの意味がわからなくなっているのかもしれない。
あの頃のヴィクトルのように。
そのためにも、やはりミシェルが望んだバレエを他国まで習わせに行くべきだろう
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『あーーーーーーーーーー!?!?』
その声にハッとしてミシェルを向くと
左足首を痛そうに転んでいた。
きっと、ジャンプを失敗したのだろう。
これ以上は怪我が酷くなると思い、
止めようとするが、ミシェルは踊り続ける。
痛みを耐えながら踊る姿は
1位は取るために踊っているようだった。
たくさんの期待に応えるために。
もう、ミシェルは自分の意思を持つようになったのだ。
彼がしたいように、これからは成長させよう。
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作者名:たんこぶ | 作成日時:2019年1月30日 21時