探しています【鬼滅の刃】

玖の型 ページ9

私は、会議が終わって、柱に話しかける前にさっさと屋敷を出た。





今思えば…私はそこにとどまるべきだったかもしれない。








『わらび餅ください。』


僕が青葉に会うのは久しぶりだな。







青葉は確かわらび餅が好きだったはずだ。




今思えば…寄り道なんてしなければ良かった。









.









『青葉〜。ただいま‼』




屋敷から返事がない。



いや、誰かいる。



青葉「お…姉…ちゃん。」




青葉‼



ﾎﾞｿﾎﾞｿ



まって…。



誰かいる！








そっと襖を開ける。



そこには、右目と左手、右足手を失った青葉を囲むようにいる






鬼殺隊士だった。


『…青………葉………………？』




青葉？



なんで？




青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉青葉‼





青葉‼‼



『ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ！』



なんで？




青葉…？



『お前ら…青葉に何をしたｯｯｯｯｯ！！！！！！！！！！！！！！！！』







どうしてだ？




なんで関係もないお前らが‼


青葉を殺すんだ！




鬼ではなく、人間に奪われた。




鬼殺隊士に。




唯一の家族を。




私は、青葉を抱えてひたすら走った。








.









私を剣士にした育手の住む山へ。

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