探しています【鬼滅の刃】

参拾陸の型 ページ36

冨岡目線


「…？」

俺が屋敷に行くと、皆揃っていた。





そして、妙に雰囲気が暗かった。

だけど、理由はすぐに分かった。



あの女が縛られている。



どういう事だ？






「「お館様のお成りです。」」



皆一斉に膝をつく。





お「…皆おはよう。今日は、愛美についてだよ。」


何故アイツについて話し合うのだ？


お「しのぶ。小芭内。杏寿郎。話してくれるかい？」


胡蝶「はい。私たち４人は、任務に行っておりました。
無惨と思わしき鬼がおると言う噂があったからです。
私たちは、４方向に分かれ、鬼と出会ったのは愛美さんでした。
鬼は、無惨などではなく、ただの雑魚鬼でした。」



胡蝶「ですが…私たちが応援に行ったとき、
愛美さんは子供を沢山鬼に差し出し、子供を殺していました。」


胡蝶「…愛美さんは、鬼の首を切れなかったのだと思います。
だから…子供達をっ…。」



酷い話だな。


お「そうか。他の二人はどうかな？」


煉獄「はい！俺は胡蝶より少し早くつきました‼
ですが！そこでは愛美が首を跳ねていました‼
…鬼ではなく子供の。」




伊黒「…俺は、二人より遅くつき、そこには
子供の死体が沢山と…今までに見たことないくらい
恐ろしい顔をした愛美がいました。」





お「３人の話が合っているね。愛美はどうかな？」


愛美「そうよ‼その通りよ‼何が悪いの？！
私が生きるために死ねたんだから感謝してほしいぐらいだわ‼」




「っ…ふざけるなっっ…！」


俺は、愛美の胸ぐらをつかんでいた。


「命をなんだと思ってる‼」


愛美「何よ‼私の為に死ねたのよ？！嬉しいはずだわ‼」


「自己中心的な妄想で命を奪ったと言うのか？」

掴んでる手の力が強くなる




愛美「…！！！！！うるさい！！！！！黙れ‼」


愛美「どうせだから教えてあげる‼
私の家族を殺したのは私！アイツは何もしてない‼
まぁアイツも良かったわね！！！！！私の為に生きれて！
もう死んでるかもね？！きゃはははっ！！！！」




胡蝶「っ…！ふざけないでください‼どうして笑っているのですか！」


愛美「なぁにぃ？今さら正義の味方気取り？遅いって言ってるじゃない‼」



愛美「でも面白いわよねぇ！あの子に幸せな瞬間ってあったのかしら‼」



「お前が‼Aを侮辱するな‼
一生懸命生きてる者を侮辱する資格はお前にはないだろ‼」

参拾漆の型→←参拾伍の型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す