探しています【鬼滅の刃】

拾弐の型 ページ12

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ



青葉を火葬する。


『青葉ｯ…ごめんね…。』


炭治郎「(なんでこんなに自分を責めてるんだろう？
それに…この人からは二人分の匂いがする…。)」




『僕のせいで…僕が判断を間違えたｯｯｯ…私なら…
私ならなんとか出来たかも知れないのにｯｯｯ』




鱗滝「A。今のお前にこれを言うのは酷だが…前を向け
決して後ろを向くな。錆兎や、真菰。青葉が
お前が後ろを向くのを望むと思うか？」


…



『おも…わない。』

私(いや、錆兎に会いたい。お兄ちゃん…)

『…大丈夫だよ。大丈夫。私に何があっても。僕が守るからねｯ』




炭治郎「(なんだろう？すごく…不思議な人だ。)」







鱗滝「そろそろ炭治郎の刀が来るな。」

僕は、青葉を錆兎や、真菰と同じ墓に入れた



まぁ、錆兎も真菰も入ってはいないけど…ね。







炭治郎の刀は、漆黒だった。


『…日の呼吸かぁ…。』


炭治郎「？？？」


炭治郎「日の呼吸…？」


内緒にしてた方が良いかも。

だって…日の呼吸を使うものは無惨によく狙われるから。





だから僕たちも海の呼吸を使ってる。


『ん？なんでもないよ！』


炭治郎は、任務が入り鴉と家を出ていった。




元気でね。


鬼を連れた弟弟子。竈門炭治郎。



鬼を連れてるのはわかってた。



でも、先生が許してるんだ。


義勇だって…本当はとっても…




優しいからｯ…。



だから、炭治郎を助けたんだよね。







私は、ダメ元で先生に聞いてみた。

『先生。私の首を切ってくれませんか？』

先生は私より強いし。


納得いくんだ。


鱗滝「前を向けと言っただろう。それに、
鬼を倒し人を守るための日輪刀は人殺しに使うものではない。」



先生の言う通りだ。



『先生。私も任務に向かいます。
私のせいで犠牲が出るのは嫌ですから。』



鱗滝「青葉は心配いらない。しっかりと守ろう。」


『ありがとうございます。』ニコッ



前を向こう。



青葉のためにも。



真菰や錆兎のためにも。




後ろは向かない。




だって…いくら後ろを向いても




失ったものは戻ってこないから。





僕たちはそれをよく知っている。

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