私の存在価値 2

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壱馬side












さっきからずっと心臓がうるさい









このまま彼女が来なかったら、




明日も、その次の日も来なかったら、









壱馬「……… ぁﾞ〜…… はよ、来て、」









.









インターホンが鳴ったのはそんな時だった









壱馬「っ、はい、！！」


『…… Aです、笑』


壱馬「今から開ける、！」












機械越しに聞こえたAの声は






以前のような明るさだった 。


















数分すれば再び鳴るインターホン






急いで玄関に行き、勢いよく扉を開ければ









『っうわ、びっくりした、笑』


壱馬「っ、良かった〜……」









優しそうに微笑んでいる彼女の姿があった。









.





Aside









玄関に入って扉を閉めた瞬間、



視界が真っ暗になる









『〜っ！！』


壱馬「 ほんとに、良かった…」


『…… 今までごめんね、』


壱馬「ずっと 待ってた」


『…うん、 ありがとう、』






















.









私が生きている意味を この場所にいる意味を



















.

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