私の存在価値 2

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健太side












昂秀「はざーす…」


彰吾「おはよー」


『あ、おはようございます』


健太「お、昂秀早いじゃん」


昂秀「そりゃ彰吾さんにあんだけ起こされたら…」


彰吾「逆に起きなさすぎて焦った」









朝7時過ぎ

今日は朝早くからリハがあるからみんな起きるのが早い。






　
あれからAも泣き止んで、今は朝ごはん作ってくれてるし、熱も下がって良い感じ。















.










昂秀「A何作ってんの？」


『うわ、ちょ、まって顔洗った？目やに！！！』


昂秀「まだ洗ってない」


『流石にひでちゃんでもそれは嫌！！洗ってきて！！！！』
















キッチンの方でそんなやり取りをソファーに腰掛けながら聞いていれば、ちょん、と肘で横腹を突いてきたやましょう。

























彰吾「 …気持ち良かったか？人の彼氏寝取ったん。」




















Aと昂秀に聞こえないくらいの声量で、そう聞いてくる




















.









健太「……… 盗み聞きとか趣味悪いっしょ」


彰吾「語弊があるやろ。あくまで俺は聞かされた側。」


健太「壱馬に言いたきゃ言えば？」


彰吾「ふはっ、言わんわ、アホ」









彰吾「壱馬と健太とAの3人で笑ってるとこ見るの、好きだから」

















そう隣で言いながら笑ってきたやましょう
















健太「、案外良い奴」


彰吾「最悪なことしたんに変わりはないけどな。笑

少しくらい俺も悪者になっちゃろうって、笑」









ん〜ぅ、と背中を伸ばしながら、

やましょうはAのいるキッチンに向かって言った。










.








4人で食べる朝ごはん






皆気を使ってるのか、なかなか言い出そうとしない言葉

















……しょうがないなあ

















健太「A、今日リハ一緒に行こう。」


昂秀「！！？ ｯｺﾞﾎ、ｺﾞﾎｯ!!!」


『っえ？いや、私は、』


健太「話さなきゃダメでしょ。壱馬と」











真っ直ぐと見つめてそう言えば











『…… わたし、変われますかね。今度こそ』











もし変われなくても、


もし壱馬が離れようとしていても、
















健太「けんたいるから大丈夫！」



















絶対に守ってあげる。

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