私の存在価値 2

79 ページ32

Aside













お風呂から上がれば 時刻は4時前


今から再び寝ても朝には仕事があるし、
いつも通りの健太さんもバッチリ起きて歩き回ってるから起きておくことにした
























健太「… ね、」


『？はい』

























身体の関係になったからから、少し距離が近くなった

2人には大きすぎる健太さん家のソファーだって、もっと大きいと感じてしまうくらい肩を寄せ合って座ってる。
















.













… まっけんくんでも壱馬くんでもない他の人の温もりは、正直気持ち悪かった























7か月前は、これが当たり前だったのに

むしろ、北人さんや陸さん、龍ちゃんもたくさんくっついてきたのに























.




















健太「、 気持ち悪い？」


『 っえ？』


健太「Aって何でも顔に出るよね、訴えかけてるみたい」


『そんなこと、ないですよ』


健太「ごめんね」
















図星をついてきた健太さん



目を、合わせるのが怖い









健太「Aには、元気でいて欲しいの。

ほら、けんた結構遊んでるって思われがちだけどさ、
ずっと前にAに怒られてから一切そういうの辞めたし、


"最近遊んでないよ！"って言ったらめっちゃ褒めてくれるし、けんた やっとアーティストとして自覚が芽生えてきたのに



…… そんなに弱ったの、初めて見るから 辛い」


『っ……』










GO ON THE RAMPAGE か始まる前、

メンバー 特に健太さんの だらしなさ


言ってしまえば 女遊びが酷かった。



本人はヘラヘラしてリハに来て、上手くいかなかったら女を呼ぶ、その繰り返し。






とうとう痺れを切らした私は健太さんにブチ切れた

"お前アーティストとして最低最悪野郎だ"って。














健太「…… あの時のAは、ランペの為に、ずっと待っててくれたファンの子達のために一生懸命だったじゃん」


『あの、時』


健太「、 今は、何かに怯えてるよ。

真剣佑さんじゃなくて、違う何かに」

80→←78

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す