私の存在価値 2

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Aside











『……………』


壱馬「………」


真剣佑「………」















なんだ、このカオスな空間は。





なんだ、このいやぁぁぁあな空気は。














真剣佑「…とりあえず、いらっしゃい」


壱馬「… どーも。」










リビングに置いてあるL字ソファ


私とまっけんくんは、あの、Ｌの、長い方

壱馬くんは短い方に座ってて、



とりあえず気まずいし怖い。












真剣佑「帰ってきてねとは言ったけど、」


『っ、』


真剣佑「なんで邪魔なの連れてくるかなあ…」












彼がそっと私の右手を掴んで、


気持ち悪いくらい優しくぎゅうっと握ってきた














『そ、れはっ』


真剣佑「ほんとたらしだね。外に出られなくしちゃうよ、そろそろ」


『、っ ごめん なさい』

















.














壱馬「 ダッサ。」


真剣佑「… は？」


壱馬「想像以上に幼稚な事してんなあ」












こんな姿を壱馬くんに見せるのが恥ずかしくて、悔しくて、俯いていると聞こえてきた彼の声。





視線を上げればつまらなさそうに机に肘を置いて、手に顎を乗せている壱馬くん。






…ビジュ良いなあ、とか変なこと考えてみる。



てかしれっとタメになってるけど、 あ、同い年だったそういえば。

















壱馬「余裕無さすぎやろ、めっちゃガキ臭い」


真剣佑「……… なに？」


壱馬「そんなに束縛してなにがしたいんですかね。」


真剣佑「 俺はただ」


壱馬「"自分だけのAにしたいから"？」


真剣佑「…喧嘩売ってんの？」


壱馬「アンタに束縛されてからA苦しんでるの知らんやろ。」


真剣佑「A、苦しんでるの…？」


『っえ、 』







2人の会話についていけず、ポカンと口を開けているとまっけんくんに急に話を振られた












『く、るしんでるっていうか、その、』


真剣佑「何？早く言えよ」


『… っ怖い、ずっと』


真剣佑「………」


壱馬「キスマ、気持ち悪いくらいに紫色になっとる。最近妙に嫌な痩せ方しとるし、フラフラしてる時もあるし、全部アンタのせいなんそろそろ気づき？」








.

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