私の存在価値 2

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壱馬side





1人居ないパフォーマンスにはまだ慣れない


ツアーの軸となるこの曲だって

軽く10回は16人で踊ってる。






でも慣れない。











北人「あﾞ〜つかれた〜！！」


昂秀「今日調子良かったっすね」


北人「久々にAの事テレビで話せて嬉しかったから」


○吾「そろそろ会いたいなあ…」


健太「けんたも会いたいぃぃぃぃ」







Mステ終わりの控え室にはそんな声。





見てくれてたかな、A。


俺らのパフォーマンス、最後まで









陸「壱馬」


壱馬「？なんすか？」


陸「……もう大丈夫なの？色々」





きっと陸さんの言う"色々"は、

多分、全部Aのこと。




壱馬「………大丈夫って言ったら嘘になるけど、大丈夫な気もするような…みたいな」


慎「なんですかそれ」


陸「わ、まこっちゃん」


慎「まだ好きなくせに。てかお互い嫌い同士で別れた訳じゃなくないですか？」


壱馬「慎に何が分かんねん」


慎「は？」


陸「ちょ、！？まってまって！」


壱馬「勝ち目無いし、今は祝福されてんねんで？あの二人。…今更、掘り返せる事やないやろ」


慎「俺は超ムカついてますけどね。

休止してるくせに男とへらへら遊んで、撮られて、踊りたくないとか言いながらランペイジの事たまにブログに書いたりして」


壱馬「うるさい」


慎「俺たちの今までの努力ぶち壊そうとs…っ！！！」





急に遮られた慎の声。



パッと顔を上げると、怒ったような形相をした陣さんが慎の体を壁に押し付けていた。





陸「陣くん！！何してんの！」


リキヤ「陣!?」


陣「ええ加減にせえ。」


慎「っでも、」


陣「これに関しては向こうの2人と壱馬の問題やねん。俺らは関係ない。

実際ランペは普通に活動出来てんねんから、さ

……ツアー前に、乱すの辞めてくれ、」


慎「ッ………」


壱馬「陣さん、慎痛がってるんで、」


陣「…ごめん」


慎「……先、帰ります」













なんでこんな事になってしまったんだろう

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