私の存在価値 2

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Aside




3ヶ月も経てば足は治り出す


4ヶ月も経てばリハビリの痛みにもそれなりに慣れる














『あﾞぁ〜…つーかーれーたっ！』


真剣佑「ふふ、おつかれさま」











"1人じゃ出来ないこと沢山あるでしょ？"


そんなこんなで約2ヶ月前から始まったまっけんくんとの同棲生活。

まあまっけんくんのお家に私が住み込んでるみたいなもんなんだけどね。



丁度、Twitterにツイートした時くらいからかな、始まったの。









真剣佑「リハビリ、どうだった？」


『歩けるけど、走れない。みたいな』


真剣佑「あー、じゃあまだまだ頑張らないとね」







なんて話しながら真っ暗だったテレビを付ければ、某音楽番組。



今日は金曜日
















陣「THE RAMPAGEですお願いします！」





画面に映るのはごつい集団






「「お願いします！」」


タモリ「元気だねえ笑」


陣「今日は気合い入ってるんで…笑」


陸「16人でMステに出るのは初めてなんですけど、これからに繋げれるように頑張ります！」






久々にみんなの顔、見たな





タモリ「あー、確かAちゃん、今足やっちゃってんのか」


陣「はい、笑 多分もうすぐ走れるくらいだと思うんですけど、」


タモリ「あ、会ってないの？」


陸「Aがあんま事務所来なくて…笑」





会いたくないからだよ






陣「僕らはツアーが始まるのでずっと事務所に篭ってるんで、なかなか自分達から会いに行けないんですよ」


タモリ「もしかしたら見てるかもよ？Aちゃん」


陣「あっ、確かに！A〜！見てるかぁ！」


『っ、』



「「笑笑」」



陸「ぁ、大丈夫？、」




不意に拾われた陸さんの声。





パッと画面が切り替わったと思えば





壱馬「…待ってるから、会いに来てな」






そんな声。











『…………』




きゅうっと胸が苦しくなった


彼の顔は、真っ直ぐな瞳があるから怖い




真剣佑「…見ないで。」


『っ、え？』


真剣佑「もう、見ないで…」






ブチッと切られたテレビ




横を向けば悲しそうに微笑んでいるまっけんくん








真剣佑「……他の男の人のこと、そんなに愛おしそうな顔で見ないで」


『……みてないよ』


真剣佑「見てた。…もうちょっとだけでも、傍に居させて」


『…ありがとう、』









もうすぐ、ツアーが始まる。

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