記憶 21 ページ24
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健太side
『……何か、凄い、恥ずかしいです…』
キスをした後、けんたはさらっと自分の席に戻って、
ご飯食べて、お会計もして、今は暗い夜道を歩いてる。
けんたの左手とAちゃんの右手は繋がれて。
「けんたはね、恥ずかしいより嬉しいの方が勝ってる」
『…ふふ、そう言われたら私も嬉しさが勝ってきました』
「………ねえねえいつまで敬語なの？？」
『えっ』
「あと、あの時"健太さん"って呼んでくれたのに、ご飯食べてる時"神谷さん"に戻ってたし。」
『と、歳上の方なn「けんた彼氏なのに？」…うぅ、、』
「健太って呼んでよ。あと敬語で話さないで？」
『…………じゃあ、私もお願い良いですか』
「ん？」
『…"Aちゃん"じゃなくて、呼び捨てで、呼んで欲しい、です』
そうボソッと呟いた彼女。
さっきより繋がれた手に力が籠って、
愛おしくなる。
「けんたが呼び捨てで呼んだらAちゃんもちゃんと健太って呼んでくれる？」
『もちろん』
「じゃあ…」
手を離し、歩いていた足を止めたから、1歩先に行った彼女が不思議そうに振り返る。
丁度電灯の下で、
明かりに照らされた2人だけの空間はドラマみたいで。
「………A。好きだよ」
『〜っ、』
「ほら、Aもはやくっ」
『け、健太、っ。』
『っ……私も、好き、ッ』
あぁ、今、世界一幸せだと思う。
彼女の笑った顔も、泣いていた顔も
全て、けんたの記憶に刻まれていく。
彼女の過ごすこの瞬間も、これからの未来も
一生忘れることはないだろう。
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かほ - 見てると涙が出てきてとてもいい話です、続きが気になります (2020年1月6日 19時) (
レス) id: e101b4f30a (このIDを非表示/違反報告)
杏都(プロフ) - あいりさん» やってないです！！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 525275f8a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - なんか、祖母を思い出します、、、あ、主さんはSNSなどやってますか？ (2020年1月3日 21時) (レス) id: 68a42301b4 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - もしかして主人公ちゃん、若年性アルツハイマー……ですか……？ (2019年12月29日 1時) (レス) id: 31b1d8fc0c (このIDを非表示/違反報告)
優杏(プロフ) - 怖い怖い病気とか言わないで〜！！ (2019年12月28日 22時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏都
| 作成日時：2019年12月19日 19時
