やってしまった【ut】

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｢いらっしゃいませー！！！｣

店員さんの大きな声が響き、自分の名前を言うと直ぐにショッピ君よの居る個室へと案内された。

ut｢よぉショッピ君。おつかれ。遅れてすまんな。｣

shp｢大先生お疲れ様っす。大丈夫です。｣

いつもの口調のショッピ君が何品か料理を頼んで待っていた。酒はまだ頼んでいなかったので｢生2つで。｣と店員さんに注文し、席に着いた。
それからすぐにビールが来たので、とりあえず乾杯してからビールを乾いた喉へ流し込んだ。

shp｢まぁ今日呑みに誘ったのは大方予想はついてますよ。｣

またか…と、顔を見ればすぐ分かるような表情をして俺を見た。
誰やショッピ君顔に出にくいって言ったやつ！！すぐわかるわ！！

ut｢俺なんかしたんかなぁ！！！｣

ドンッ！とビールジョッキを机に叩きつけて顔を下に向けた。
多分めちゃめちゃ陰気臭いオーラが全開だと思う。
おい誰や陰キャって言ったやつ。陰気や！！

shp｢昨日は一段とすごかったっすよ〜！｣

ニコニコとこちらを見て煽っているショッピ君。その顔ムカつく！！！と思うが何も言い返せない…。

shp｢昨日の7時頃俺のとこに来て、家にある俺が呑もうとしてた高い酒も全部持ってきてヤケ酒してましたよ。鬱が〜！！鬱が〜！！って言いながら。正直、あのバカ姉貴のこと殴ってやろうかと思いましたよ。｣

ショッピ君に少々青筋が見えるがそれは見なかったことにしよう…。
そう、俺たちは喧嘩を偶にするがその時、Aは弟のショッピ君の家へ行く。大抵、ショッピ君に愚痴を散々言って後で俺が迎えに行く。というのがいつもの流れ。しかし今回は例外だ。こんなことになるほど一体俺は何をしてしまったんやろう…。

ut｢俺が何したって言ってた？｣

shp｢鬱が浮気したー！！！あの陰キャ！！女の敵！！クソ野郎！！って号泣しながら言ってましたけど、ほんとっすか？｣

その言葉に俺は目を見開いた。

ut｢えっ！？｣

てかお前浮気したー！！の後の言葉ちょっと盛ったやろ！！！

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