17 ページ18
「それでは、今回の料金は______ 」
ut「はい、…じゃあこれで。」
「はい。ちょうどお預かり致しましたので、レシートのお返しです。ありがとうございました!」
ut「ありがとうございます。」
花屋のお姉さんからレシートを受け取り財布の中にしまった。
「そういえば、日曜日にプロポーズなさるんですか?」
ut「あはは…、そうです。だけど実は今、喧嘩中で…。彼女の弟が気を使ってくれて仲直りする機会を土曜日に設けてくれたんですよ。だから、気が早いんですけど、絶対に仲直りするためにって戒めみたいなかんじで、今日予約しちゃおうって思いまして…。」
「そうなんですか…。あ、それでしたら!申し訳ありませんが、少々お待ちしていただいてもよろしいですか?」
ut「え、あ、はい。」
そういうと花屋のお姉さんはレジのところから花が置いてある奥の方に向かい、1本の花を持ってきた。
「これお店からのサービスです。」
ut「え、払いますよ!」
「気にしないでください。このお花ムスカリって言うんです。お客様が仲直り出来るように願掛けのお花です。」
ut「すんません。ありがとうございます。」
「いえいえ、それでは土曜日の夜にお待ちしています。」
そう言われ、俺はお辞儀をしてお店を出た。
家に帰ってからムスカリの花言葉を調べると思わず笑みを浮かべてしまった。
そして今度また花束を買う時は、あのお店にしようと決めた。
251人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。今回のお話も楽しんでいただけるよう精一杯書かせていただきます。これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2020年4月7日 10時) (レス) id: 2297f03d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 新作嬉しいです!今回のut先生のやってしまったも楽しみにしています(^^)更新応援しています!!♪(v^_^)v (2020年4月6日 21時) (レス) id: 52fb869063 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2020年4月6日 20時