やってしまった【ut】

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やってしまった…。

俺、青木直人。大手化粧品会社で働きながら、実況者としても活動する社会人。
そう、普通とは少し違うがはたから見ればただの会社員。しかし、そんな俺にも同棲中の彼女がいる。いるのだが、家に帰ったらその彼女が生活していた痕跡が無くなっていた。

ut｢え？なんでなん…。｣

ひとつの希望を夢見て彼女の私物を家中探し回ったが、なにも出てこなかった。
なんだったら俺がプレゼントで贈った、彼女が右手にはめていたはずの指輪と俺の家の合鍵がリビングのテーブルの上に置いてあった。

ut｢え、俺、ヤバない？？｣

とりあえず、安否確認のために彼女の携帯に連絡した。すると7コール後、やっと彼女が電話に出た。

『…もしもし…。』

ut｢ちょっ、A！お前今、どこおんねん！！！｣

『優也の家にいる。』

ut｢え、なんでなん…。なぁ、なんで出て行ってもうたん…？｣

『それは自分の胸に聞いてみな！！！てか私帰らないから！！！』

ut｢はぁ！？｣

その後ピロンとチャットアプリの通話が切れた短調の音がして通話が切れてしまい、ただの無機質な機械に耳を当てているだけとなった。

その日を境に俺のAが出ていった原因を探し、Aを連れ戻す奮闘劇が始まった。
デュ○ルスタンバイ！！！

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