日常との出会い【12】 ページ13
色んなところを回って、もう日が暮れる。
ゆあん｢あ〜楽しかった〜｣
タチバナ｢そうかそうか！なら良かったぜ｣
車を運転しながら笑うタチバナさん。
ゆあん｢あ、そうだタチバナさん｣
タチバナ｢あ？｣
ゆあん｢せっかくだから、僕の兄に会ってみませんか？｣
タチバナ｢あ？いいのか…？｣
ゆあん｢はい、ぜひ！｣
というわけで、タチバナさんをレオン兄とマモル兄に会わせることに。
タチバナ｢……なぁ、ゆあん｣
ゆあん｢はい？｣
車を降りてから、タチバナさんは固まった。
タチバナ｢……俺、もしかしてスーツで来た方が良かったのか…？｣
タチバナさんは仕事が休みだったから私服。
ゆあん｢え、全然そんなことないですけど…｣
タチバナ｢……ならいいんだけどよ…｣
とりあえず中へ。
ゆあん｢レオン兄とマモル兄はいる？｣
｢はい、ちょうど今会議が終わったところですので
会いに行ってあげてください｣
ゆあん｢は〜い
行きましょ、タチバナさん｣
タチバナ｢え、あ、おう…｣
エレベーターで上の階へあがり、レオン兄とマモル兄の元へ。
ゆあん｢たっだいま〜！！｣
"社長室"と書かれたドアを勢いよく開ける。
レオン｢ゆあん〜！！｣
勢いよく抱きついてくるレオン兄。
マモル｢おかえりゆあん
そちらの方は…？｣
冷静なマモル兄。
ゆあん｢江虎町でお世話になってる、タチバナさんだよ｣
タチバナ｢ど、ども…タチバナです…｣
マモル｢あぁ、貴方がそうでしたか
いつもゆあんがお世話になってます
僕はゆあんの兄の鵜久森 マモル、こっちがレオンです｣
タチバナ｢う…ぐもり…？｣
タチバナさんは驚いた顔をした。
マモル｢……ゆあん？｣
ゆあん｢え？｣
マモル｢え？じゃないよ！
絶対ちゃんと説明してないでしょ！｣
ゆあん｢あ〜…あはは…忘れてた…かも…｣
マモル｢ゆ〜あ〜ん〜？｣
ゆあん｢あはは…許して〜？｣
タチバナ｢???｣
レオン｢ねぇねぇ、たっくん困ってるよ
自己紹介してあげようよ｣
タチバナ｢た、たっくん???｣
マモル兄から怒られましたとさ、めでたくないめでたくない((
ゆあん｢じゃあ改めて…
鵜久森 ゆあんです｣
タチバナ｢なんで初めて会った日に言わねぇんだよ…！
先に言ってくれてりゃもっと早く挨拶に来てたのによ…！｣
ゆあん｢あっちょんぶりけ！｣
レオン｢まぁまぁたっくん｣
タチバナ｢タチバナです！！｣
マモル｢タチバナさん、そこは諦めた方がいいかな…｣
続く (更新停止中)
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作者名：歌詞無 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年7月22日 20時
