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葵ちゃんのことだから、カルパッチョとかアヒージョとか、横文字だらけの料理が並ぶお店に行きたがるのかと思っていたのに、やってきたのは焼肉屋。
正直、Aを忘れられるか否かは置いておいて、今日のここまでで葵ちゃんの印象が俺の中で相当変化していることには気づいている。
葵ちゃんは、とりあえず私が色々頼んじゃうよ！と言って牛タンとー、ハラミとー、あとカルビとー、、、とご機嫌でタッチパネルを操作する。
しばらくして肉や酒がテーブルに並ぶと、二人で生ビールで乾杯。
最初に考えていたよりずっと彼女との時間は楽しくて、申し訳ないけど少し驚いたくらいだった。
食事もお酒もだいぶ進んだ頃。
葵ちゃんは一息ふぅ、とついてこちらをみる。
「慎太郎くんさ、私のこと苦手だったでしょ？」
『えっ、あー、いや。』
「ふふ、超わかりやすいんだもん！そんでAのことが好きでしょ？」
私に何隠しても慎太郎くんバレバレだよ？素直にいいなよ！と笑う葵ちゃんに、とりあえず今の状況を話せば、
「ほんっとバカだね！なんでそんなことなってんの！？」
と怒られたので、すみません、、と返せば、本当だよ！と言われた。
「あーあ、慎太郎くんちょっといいなぁって思ってたのになぁ。もう私あんた達のこと見てられないんだけど！？拗らせすぎでしょ！！」
『Aは北斗がいいんだよ。俺じゃなくて』
八つ当たりをするように不貞腐れた声色の俺に、彼女は深くため息をついて、
「本当にそれでいいのか考えなよ？Aがいいんでしょ？」
と今度は諭すように俺を見ると。
結構頑張って胸も脚も出した私を振ったんだから成就させなさいよ！と残りのビールを一気に飲み干した。
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あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
