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どんなに俺がAと気まずくて、バイトの日が来なければいいのにと望んだって時間は刻々と過ぎていき、正直体調不良とか言って休みたいところだけど、もう子供じゃあるまいしそんなことが許されないこともちゃんと分かってる。
いつもなら楽しみで仕方がない月曜日は、憂鬱なものになっていた。
周りの友人達に下手な心配をかけないようにしようと思っていたのに、いつも一緒にいる奴らからは元気がないと心配そうに指摘された。
いつもはシフトの時間よりもかなり余裕を持ってバイト先に向かい、スタッフルームでAと談笑するのが当たり前だったけど、今日は顔を合わせることすら気が進まなくてシフト開始ギリギリに到着するようにした。
どうやらそれはAも同じだったらしく、結局鉢合わせてまた気まずい空気が流れる。
店長や先輩達にも「Aちゃんとなんかあった？二人ともなんか変じゃない？」と声をかけられて、大丈夫っすよー！って空元気でした返事は思っていた以上に小さな声だった。
帰りもAと時間が被るのが気まずいから少し遅れて出ようと思ったんだけど。
なんせこの時間になればもう暗い。
この夜道を一人で歩かせるのはどうしても不安だから、結局家までは送っていくことにした。
のに。
足早にスタッフルームを抜けていくAを追いかけるようにして裏口を抜け、声をかけようとすると、
「わざわざごめんね北斗くん、良かったのに、」
「いや、暗いから心配だったから、さ」
なんでこんなの見せられてるんだ。
裏口のドアに手をかけたままどうすることも出来ず固まっていると、
「、、あ、慎太郎。」
北斗とバッチリ目があって、それと同時にAがこちらに振り向く。
なんだこれ。
なんだこれ。
『あっれーお二人さんそんな仲良くなったんだー。もう早く言ってよー。じゃ、Aお疲れー。ちゃんと北斗に送ってもらえよー？』
二人が返事する間もないくらい、自分でも驚くほど饒舌に口から言葉がポンポン出て、
今日は、すごく天気が良かったからか星がこんなにも綺麗なのに。
星空の下、一人。
俺って可哀想。なんて吐き捨てた小さな声は行き先もなく誰もいない夜道に消えていった。
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あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
