我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問８:もうしかして俺、詰んでる？ ページ8

「はあぁぁぁぁぁぁ。炭治郎も居ない、伊之助も居ない。これから俺、どうなるんだよお………」


現在、居間には善逸一人しか居らず善逸の独り言を拾う人は居なかった。

敦は鏡花と一緒に朝ご飯を作っている。あんな可愛い子と一緒にご飯を作れる敦が羨ましくて叫びそうになった善逸だが、やめた。

仮に一緒に作ることになったとしても、きっと善逸は台所を上手く扱えない。それに見知らずの他人を台所には入れたくないだろうと思ったからだ。何だかんだ善逸は常識人である。

これからどうしようか、と善逸は考える。ここが未来だとして炭治郎達が居る確率はほぼゼロに近い。

帰り方が分からない。それ以前に鬼はまだ沢山この街に潜んでいるだろう。そんなのを放って帰ってしまったらきっと炭治郎達に軽蔑されてしまう。それだけは避けたい。

善逸は自分を育ててくれた育手を亡くしている。兄弟子も自分で斬った。空っぽになった善逸に残っているのは、自分を見捨てなかった炭治郎と伊之助だけ。

自分を見捨てなかった友人を無くしたくはない。だから、ここに居る鬼を殲滅しなくてはならない。けれど――。


「ここに鬼が居るってことは鬼舞辻無惨は生きてるって事だよね……」


一瞬にしてあ、死んだわ詰んだわ、と悟ってしまった善逸だった。

問１０:え？ 武装探偵社？探偵が武装しちゃうの？？それって探偵じゃなくね？→←問７:俺と結婚してください！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す