【ヒロアカ】 E N D + α【男主】～相澤編～ (ページ21)

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No.21　再来ページ21

ASide

動画を見られた。

高岸｢なーA。爆豪？だっけ？お前、アイツに嫌われたかもな｣

西山｢アイツの顔ヤバかったもんな。それに、お前嫌われない様に途中で出て来てくれたんだろ？まぁ俺らには元から嫌われてるけどな｣

大城｢西山言うね～｣

キャハハとかん高い笑い声が響き渡る。

一体何時間経ったのだろうか。格子窓から太陽な光が差し込む。コンクリートの地面が血で真っ赤に濡れて暖かく感じられた。

高岸達はただ殴る為だけに個性で赤外線を防ぎ寮まで入り込んだらしい。高校では内申点が落ちない様に思いっきり人を殴ることをしていなかった様で、隙あらば殴って来る様になっている。

でも学校に行く時間にはやめてくれるそうで、後は放課後に迎えに来るそうだ。それだけでも今の俺にはとても信じられないくらいの奇跡に思えた。

此処は多分何処かの倉庫だろう。跳び箱などが置いてあり格子窓からいつも教室から見える山があるから...多分コイツらの高校の体育館裏にある倉庫だ。

高岸｢あ、俺らもう戻らないと授業始まるわ。楽しかったぞ。じゃ、放課後な｣

ひらひらと手を振りながら2人を連れて出て行く。けれど終わりがこんなに雑なことは初めてだ。早く行かなければ遅刻してしまうぐらいの時間なのだろう。なら俺も早く教室に戻らなきゃ。

ズキリと痛む傷口を擦る。そして立ち上がり通学バックを手に取り倉庫の扉を開く。

俺は暗闇に包まれている倉庫で一人、呟いた。

A『行って、きます』