【ヒロアカ】 E N D + α【男主】～相澤編～ (ページ15)

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No.15　二人の関係性ページ15

相澤side

相澤(未来)｢いやマジで邪魔だ退け｣

A(未来)『はいはい。てか消太遅刻して来たじゃん。散々俺のこと言って来たくせに』

相澤(未来)｢...走って来た｣

A(未来)『嘘つけ。息切れもしてないじゃん』

相澤(未来)｢...一々可愛いことすんなよ｣

A(未来)『ふざけんな』

相澤(未来)｢すみません｣

A(未来)『今心の中で｢メンド...｣って思ってる』

相澤(未来)｢...思ってない｣

A(未来)『絶対思ってる！！』

相澤(未来)｢思ってねぇって｣

...なんか夫婦喧嘩始まったんだけど。てかその元凶俺なんだけど。悲し。

...そういえば闇雲静かだけどどうしたんだろ。

くるりと闇雲の方を見る。闇雲は暇そうに顎に手を置き深い溜息をついていた。いや闇雲。これ何も察せずに見てたら普通の喧嘩に見えるけどさ、ちょっと見る目変えたらヤバいことになってるぞ。未来の闇雲もう泣き出してるし。

A(未来)『そんな嘘つかないで正直に言えよ泣くぞ』

相澤(未来)｢...思ってました。てかもう泣いてるだろ｣

ぐにーっと未来の闇雲の頬を引っ張る未来の俺。いや仲直り早。

A『つまんなァ...』

相澤｢...｣

そしてコッチはコッチで大変なことになってる！！闇雲の顔がヤバい！！お前それでも小説の主人公かってくらいに！！

A(未来)『...もーヤダ。帰りたい』

相澤(未来)｢嫌々俺今日休みだしクリスマスだしでわざわざ時間合わせてまでして来たんだろ？それにお前明日も朝一番に仕事あるじゃねえか。今ぐらい休まないとまたぶっ倒れるぞ｣

A(未来)『心配する人がいないから別に良いじゃん』

相澤(未来)｢いやいるだろ｣

A(未来)『消太が電話かけてくれたから気付いただけでしょ。じゃなきゃ皆気付いてくれなかった』

いや、それは倒れた場所にもよると思うぞ(ド正論)

相澤(未来)｢俺だけでも気付いたら十分だろ。一番大変なのは誰にも気付かれないで死ぬことだからな｣

A(未来)『...じゃあ気付かれなければ良い』

相澤(未来)｢...｣

さらりと頭を撫でる未来の俺とふて腐れ未来の闇雲。すると未来の俺は闇雲に顔を近付けた。

―――影が重なる

直後、軽いリップ音が響き渡った。