【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました５【秀徳】

236個目 ページ42

お互い落ち着いてから体育館に戻ると、またもやみんなからの生暖かい視線……

しかもお姉ちゃん達からは大丈夫だった？と心配される始末

『大丈夫だけど…なんで？』

｢だって緑間くんのあんな顔見たことなかったし…｣

『あー……あれは極悪人面だったもんね！』

桃｢あ…｣

緑｢誰が極悪人面だ？｣

『ﾋｪｯ……いだだだだっ！！頭もげる〜っ！！』




赤｢黄瀬、お前も気を付けないとああなるよ｣

黄｢は、はいっス…｣

紫｢みどちん怖ーい｣




それからJabberwockとのリベンジマッチまで練習が続いた…


.


練習最終日___



ﾋﾟﾛﾝ♪

『ん？』

お母さんA悪いんだけど、醤油が切れそうだから買って来てもらえる?急ぎじゃないから帰りでいいわよ

『おっけー…っと、』

お母さんからの連絡に返信し、時間を見るともうすぐでスーパーが閉まってしまいそうだ

『お姉ちゃん、ごめん。お母さんからお使い頼まれちゃったから早めに上がってもいい？』

｢そうなの？もう終わりそうだからあとは任せて｣

『ごめんね！』

それから緑間くんや高尾くん、リコさん達に一言入れて体育館を後にした






『あー……間に合わなかった…』

1番近いスーパーに行くもあと少しという所で閉まってしまった

『近くに開いてるとこないかな……』

携帯で調べると六本木近くに開いているスーパーがいくつかヒットしたので、手当り次第に行くことに






『よしよし…任務達成☆』

醤油を購入することができ、今は帰っている途中
でもあまり来る機会の少ない六本木に興味が湧いてしまう


『(おぉ……すごい都会だ…)』

高いビル群に囲まれ、歩く人達は大人の雰囲気を漂わせている
キョロキョロしながら歩いていると、

ﾄﾞﾝｯ!!

『わっ、！す、すみませんっ』

シ｢あぁ？｣

『っ！』

ガラの悪い外国人とぶつかってしまったと焦るも、見覚えのある顔ぶれ……すぐに思い出した

『(こいつら…っ！)』

私達の敬愛する先輩達を侮辱したJabberwockだ

シ｢おいおい、ここは嬢ちゃんが来るような所じゃないぜ？早くお家に帰んな｣

｢｢｢はははっ！｣｣｣

『……言われなくとも帰ります』

見てるだけで吐き気がする
この時の私は無意識に睨みつけていたようで、振り返りざまに腕を掴まれる

『っ！』

ナ｢えらく好意的な目じゃねぇか｣

『…だってあなた方、あの有名なJabberwockのみなさんでしょ？』

237個目→←235個目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す