【ONEPIECE】楽しくもない人生の逆転 (ページ33)

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「過去編__喧嘩」ページ33

ある夜、隣の部屋から騒ぎ声が聞こえた。
ギャアギャアとまるで怪獣がそこにいるかの様に。

私はちょっとした好奇心で隣の部屋を覗いてみた

『！』

そこには、母さんと父さんが互いに"何か"を言い合っていた。

喧嘩かな、でも、喧嘩じゃないかもしれない…喧嘩というのも、あまりよく分からない…みたことが…無いから…

言葉が分からない訳でもないのに、何故か何を言っているのかがわからなかった。

母さんはキッチンから包丁を取り出し、

グサッ！

と父さんの心臓付近に刺した。

『あ』

と私はつい、声を出してしまったけど、母さんと父さんは全くこっちに気づかなかった。

父さんはばたりと倒れて赤黒い液体…血を流して倒れていた。

その時、母さんはこう叫んでいた。

「私は悪くない！」

その言葉だけはハッキリと分かった。

悪くない？何が、何が悪くないの？

その日、私はただそれだけに疑問を浮かべた。