「ベビー5」 ページ25
朝、窓からの強い日差で私は目が覚めた。
今までまともに寝れなかったから今回は久しぶりにぐっすりと眠れた。
するとコンコンと扉からノック音が聞こえた。どうぞと言うとガチャリと扉が開いた。そこにはメイド服を着た女が立っていた。
「貴方がA？」
『そうだ…ドフラミンゴから聞いたのか？』
「えぇそうよ、そうだ。自己紹介がまだだったわね私はベビー5よよろしくね」
と笑顔で言った。私は適当によろしくと返した。
ベビー5…他にもベビー4や3でもいるのだろうか。
「そういえば、若様が呼んでたわよ」
『若様？』
「ドフラミンゴよ」
『ああ、分かった』
・
・
支度を終え、部屋から出るとドフラミンゴが居た。
ドフラミンゴは丁度良いところにいた。俺の部屋に来いと言い私はそのまま私はドフラミンゴについて行った。
・
・
『…で、何の用だ』
とぶっきらぼうに言うとドフラミンゴは笑いながらお前に1つ聞きたい事があってなぁと言った。
聞きたい事？
「この前、クザンが言っていた"実験台"ってのは…なんだ？」
『ッ！』
「昨日もそうだ…お前が能力者か確かめる為の実験をすると言った時の動揺…
お前…俺が再会するまでの間…何があった？」
実験台…
_______役に立てるんだ…！有り難く思え！
_________化け物…！！！
____________より！明るい未来の為に…！！！
ドクンッ！と心臓が大きく飛び跳ねると同時に息が荒くなってきた。
_______おい！ここはどこだよ！出せ！
_________苦しい！、痛い！
___________なんで…私が…‼‼
『嫌だ…』
______熱い！熱い熱い熱い熱い
________寒い…
_________痛いのは嫌だ！
___________苦しい…
苦しいの、痛いの、熱いの、寒いの…！！！
全部いやだ！
『嫌だ…イヤダイヤダイヤダイヤダ！』
「！…おい、どうした！」
『怖い！苦しいの痛いの寒いの熱いのみんな嫌だ！やめろ！ここから出して！』
__________1人は皆の為に
「落ち着け！何もしてねぇよ！」
『怖い！もう、嫌だ…！死にたい！』
「…大丈夫だ！」
『お願いだから＿＿＿＿________________』
全身の力が一気に抜けて私は埃をたてて倒れた。
「おい！…Aっ！…お……」
だんだんと声と気が遠のくのを感じた。
「〜！…！……！」
最終的には何も聞こえなくなった。
"何も"
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