15☆不審なネコ ページ5
貴和とアーヤに、わかったことを聞きながら
金沢家へ。
・
「ボク、妹はいないから、されは1番上の姉貴のことだと思う。」
金沢誠はそう言った。
1番上のお姉さんは、診療所を手伝っていたけれど、
去年の暮れに結婚して東京に行ったんだって。
でも、上手くいかなくて夏頃に離婚して
家に帰ってきて、また診療所でお手伝い。
すごく落ち込んでたお姉さんに、
看護師さんたちもいろいろ気を使ってたらしい。
それでも一向に元気にならないお姉さんを見て、
ご両親が近くに家を借りて、気分を変えさせることにして、
引っ越していった。
っていうのが、金沢誠からのお姉さん情報。
それを聞いて、和臣が質問する。
「君が雑誌を診療所に起き忘れた時、
お姉さんはまだそこを手伝ってたんだよな？」
うん、とうなずく金沢誠。
「で、ゴミ袋からその雑誌を見つけた時には？」
「まだいたよ。」
わたしたちは、顔を見合わせた。
みんなが間違いないと思っている。
犯人は、金沢誠のお姉さん。
加藤行利の子どもは、たぶんそのお姉さんの家にいる。
「家は、どこにある？」
和臣がつっこんだから、金沢誠は、さすがに眉をひそめる。
「姉貴がなにをしたわけ？
ていうか、ボクが巻き込まれてる重大な事件ってなに！？」
そうなりますよねー。
和臣は口ごもって、チラリと貴和を見て助けを求める。
貴和は、慎重な光を目に浮かべる。
「それを聞いてどうする？」
金沢誠は、わずかに身を乗り出す。
「知りたいんだ。
この間はまだ話さないって言ってたけど、
そろそろ教えてくれてもいいだろ？
どんなことでも全面的に協力するって約束する。」
好奇心からか、顔を輝かせる金沢誠。
聞いて、がっかりしないでよ？
貴和はそんな金沢誠にピシャリと言う。
「これは遊びじゃない。
聞いた後で、聞かない方が良かったと思うかもしれないことなんだ。」
そーそー。
金沢誠は、少しとまどったようだったけど、
すぐに決心したらしくて意気込んで答えた。
「聞かせてくれ、絶対後悔はしないから。」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
忍び込ませるの誰にしよう。
アーヤにするか、オリキャラにするか…
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フェアリー - この作品大好きです！更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2021年12月25日 23時) (
レス) @page6 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - ももんがさん» そんなこと言ってもらえて嬉しすぎます泣 こちらこそ最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2020年4月8日 1時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 最後の最後まで最高の作品をありがとうございました！お疲れ様でした！また出会える事を、楽しみにしています！ありがとうございました！ (2020年4月4日 21時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - マロマロさん» 年明ける前にするはずが…ごめんなさい！もうすぐ終わるので、今日の夕方らへんにちゃっと更新したいと思います！ (2020年1月5日 4時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
マロマロ(プロフ) - 更新待ってます 頑張ってください！ (2020年1月4日 21時) (レス) id: 1787986370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーお。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/
作成日時：2019年11月21日 18時
