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ページ8

和臣は、アーヤの肩ごしに和典をにらみながら、くやしそうに言った。








「図書室の管理をしてる有田先生。」




瞬間、和典と貴和もピタッとニヤニヤ笑いをやめ、和臣に向きなおった。







「ほんとか!?」



「おまえ、あの人と話したの?」







和臣は、ふてくされて答えた。




「直接、頼まれたんだ。おまえら、いやなら、やらなくたっていいんだぜ。オレひとりでやってやる。なんたって初仕事だからな。」







「とんでもない。」









そう言って貴和は歩みより、右手を差しだして和臣の手を取ると、かたくにぎりしめた。





「よろこんで協力するよ。な、上杉。」








ふり向かれて和典は、ニガ笑いしながらうなずいた。





「まあな。」







和彦が、キョトンとして聞いた。



「急にどうしたの?」





和彦は、ぽってりとした体つきをしている。




おなかも、ぬいぐるみみたいに少し出ていて、前歯が2本、ほかの歯より大きい。



だから、笑うとビーバーみたいでめっちゃかわいい。









「相手が有田なら、オレ、なんでもするな。」





貴和が言いながら、その目に、大人っぽい笑いをにじませた。



「だって、有田って美人じゃん。」






和臣が、びっくりしたように叫んだ。



「えーっ、オレはそんなふうに思わねーぞ。」




わきで和典が、静かに口をひらいて言いなおした。









「黒木の言ってる美人ってのは、グラマーのことさ。」









とたんに4人は、目と目を見合わせ、それからなんともいえない微妙な表情でうなずき合って、同時に言った。









『よし、事件解決のためにがんばろう!』





えーい、男って不潔っ!

作者より 読まなくても全然おっけー!→←*



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フェアリー - すみません。ページ7の11行目のとこ、「ためすぎだろ」じゃなくて「だめすぎだろ」じゃないですか?間違ってたらすみませんm(_ _)m (2021年12月25日 19時) (レス) @page7 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
- よかったです! (2020年1月5日 7時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - 星さん» ありがとうございます!合ってます!即直してきました! (2020年1月5日 4時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
- 私が間違ってたらすみません! (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは!えーっと、誤字を見つけました。ページ25の若武君の「上杉は、…」で、『かかわっら』と書いてあるところがあります。『関わった』ではないでしょうか? (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まーお。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/  
作成日時:2018年5月15日 15時

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