＊ ページ45
和彦は、わたしと調べたことをみんなに報告した。
アーヤは、なんかめっちゃうなずいてる。
心の中では、和彦に拍手を送ってるんだろう笑
「あ、真実。あれ報告してくれない？」
急に和彦に言われて、わたしはびっくり。
見つけたのは、和彦なのにいいのかな。
ま、頼まれたんだからいいのか。
そう解釈して、わたしは言った。
「１つだけ、疑問があるの。
雑誌には、しょうゆと何かの油、
それからオレンジの汁、以上３つのしみがついてた。
これがどういう状況で、なんでついたか2人とも想像つかなくて。」
それを聞いて、みんなも考え込む。
「キッチンのゴミ箱しか思いつかなかったけど、
んなわけなくないとか思っちゃって。」
それを聞いたアーヤが、なにかわかったような顔をした。
マジ、表情豊かだよな笑
「やっぱり犯人は、あの雑誌を捨てたのよ！」
そうなるよね。
けどなんで？
「真実ちゃんが言った通り、犯人がページを刈り取った後に
キッチンのゴミ箱、もしくはキッチンのゴミと一緒に
雑誌を捨てたのよ。
それで、雑誌にいろんなしみがついたの。
それを見つけた別の人間が拾って、また図書室に戻したのよ！」
テンションMAXなアーヤ説を聞き終えた和典が
貴和を一瞬チラッと見た。
「となると、犯人像かまた広がっちまうぜ。」
それな。
アーヤはびっくりして和典を見る。
貴和はうなずきながら言った。
「ページを切った人間と、雑誌を返した人間とが別だとしたら、
考えられるケースは２つ。
そうなると、どちらにしろ金沢誠以外に怪しい人間が存在する。
シボりにくくなったな。」
うーむ。
またも考え込むわたしたちを見て、リーダーの和臣が口を開く。
「じゃ、これからの動きとしては」
そこまで言った時、ノックもなしにドアが開いて、
ある生徒が顔を出した。
どっかで見たことあるけど、まあ貴和でしょ。
「有田先生から、すぐ図書室に来てくださいって言付けです。」
わたしの思った通り、貴和が反応して立ち上がった。
「金沢誠が、図書室に顔を出したら連絡くれるように頼んでおいたんだ。」
さっすが貴和。
わたしたちは、それを聞いた直後ドアに突進して、
そこから飛び出し、図書室めがけてかけつけた。
ちゃんと、お礼言ったよ？
言付けありがとうって。
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フェアリー - すみません。ページ7の11行目のとこ、｢ためすぎだろ｣じゃなくて｢だめすぎだろ」じゃないですか？間違ってたらすみませんm(_ _)m (2021年12月25日 19時) (
レス) @page7 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
星 - よかったです！ (2020年1月5日 7時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
まーお。(プロフ) - 星さん» ありがとうございます！合ってます！即直してきました！ (2020年1月5日 4時) (レス) id: dbfd11264f (このIDを非表示/違反報告)
星 - 私が間違ってたらすみません！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
星 - こんにちは！えーっと、誤字を見つけました。ページ25の若武君の「上杉は、…」で、『かかわっら』と書いてあるところがあります。『関わった』ではないでしょうか？ (2020年1月4日 19時) (レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーお。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9649c0265d1/
作成日時：2018年5月15日 15時
